本坊酒造が鹿児島・津貫にウイスキー第2蒸留所を新設

19年ぶりに再稼働した本坊酒造信州マルス蒸留所から3年間の熟成を経て2014年9月にリリースされたリバイバルウイスキー発表会の席上で、「台湾のカバランに視察に行ったが、日本でも鹿児島の津貫辺りは個人的には面白いと思う」と語っていた本坊和人社長の言葉が現実のものとなった。

本坊酒造は発祥の地である、鹿児島県南さつま市の津貫工場敷地内にウイスキー蒸留所を新設すると発表した。鹿児島工場(鹿児島市南栄)にあるウイスキー製造免許を移転することで、5月に着工し、11月から稼働を開始するという(正式名称は現在検討中)。

国内外におけるウイスキー需要の拡大を受けて、信州マルス蒸留所の年間稼働日数は5月から10月までの180日でフル稼働の状態。

将来的に生産が追い付かないことが想定されることから、多様なモルト原酒の確保と安定した生産体制の整備が必要と判断した。これで、ニッカウヰスキー、サントリーに続く、国内2蒸留所体制となり、製造能力は現在の倍となる計画。しかも日本最南端のウイスキー蒸留所となり、新しいモルトウイスキーの誕生が期待される。

同社では「世界的に評価が高まっているジャパニーズウイスキーの海外需要を取り込みながら、成長戦略としてウイスキー事業を強化・拡大していく」としている。

新設ウイスキー蒸留所の敷地面積は約2万4000㎡(約7200坪)、総工費は約5億円。このうち、麦芽粉砕機、糖化機5KL、酒母タンク600L2基、発酵タンク6KL5基、蒸留釜は1対2基(初留5.8 KL、再留3.3KL)、ハイブリッド型スピリッツ蒸留機400L1基など製造設備で約4億円となる予定。(A. Horiguchi)

画像:本坊酒造は発祥の地である津貫工場施設内にウイスキー蒸留所を新設し、11月から稼働を開始する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る