ジャンシス・ロビンソンMW が考える最もエキサイティングな非主流葡萄品種

ジャンシス・ロビンソンMWが、“Oxford Companion to Wine” 第4版と消費者向けの新刊 “The 24-hour Wine Expert”のプロモーションも兼ねて3月初旬に来日した。2010年より顧問を務めるアカデミー・デュ・ヴァンにて「最もエキサイティングな非主流葡萄品種」という題名でセミナーが行われたので、その概要といくつかのワインを紹介する。

 

今ではカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネは世界中で造られているため、少し飽きられ始めているかもしれない。そして、新しい発見をして多様性を楽しみたい人も増えている。例えば、昔からスイスの渓谷で栽培されているプティアルヴィンやアミンにも注目しているが、このような稀少品種へ対する興味は、80年代に出版した葡萄品種についての書籍 ”Vines, Grapes & Wines”に取り組んでいる頃からずっと持ち続けている。

今ではDNA鑑定も含め、より科学的に解明することができるようになった。これが新しい書籍 “Wine Grapes” でのポイントとなった。主要品種の家系図も含め、ジュリアとジョゼ博士と共に4年の歳月をかけ、2012年に1,368品種について書き上げた。ただし、今なら1,500種は書けるだろう。

イタリアで多く見つかっているし、ギリシャやポルトガルは注目度はまだ低いがこれからが面白い。もちろんフランスにも、眠れる興味深い品種がまだある。今日のサンプルは、どれも私が最も気になる品種に入るもの。

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2014 As Sortes, Rafael Palacios / GODELLO / Galicia, SPAIN

<ゴデーリョ>ガリシア地方は大西洋の影響を受ける産地。造り手はアルバロ・パラシオスの親戚筋。4.5haの痩せた土壌の単一畑によるトップキュヴェ。ゴデーリョは、早く芽吹いて早く成熟し、糖分も酸も高く、フィネスと長熟可能性がある。DNAではドウロのゴベイオGouveioと同じで、ダンのヴェルデーリョも同じ。ただし、マデイラのヴェルデーリョとはまったく別種。このワインは、まるでピュリニー・モンラッシェのようだと思っている。

(Y. Nagoshi)

つづく/これ以降の内容につきましては、「ウォンズ」本誌「4月号」をご覧下さい。WANDS本誌の購入&購読はこちらから

 

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