キリン「47都道府県の一番搾り」 “東京づくり”仕込み式を開催

キリンビールは「47都道府県の一番搾り」を5月から10月にかけて地域限定で順次販売を開始する。5月10日に発売する全国9工場の所在道県と6月7日に発売する17都府県分では、当初予定の約2倍の受注になっているという。

こうした中で、6月7日に発売する“東京づくり”の仕込み式を神奈川県横浜工場で行い、布施孝之社長がコンセプトづくりなどに協力した共創メンバーらと共に麦汁煮沸釜へのホップ投入を行った。

布施社長は「この取り組みの最大の特徴はメーカー都合で47都道府県の地域限定ビールを出すのではなく、地域の誇りとしての気質や風土、食文化などに精通した地元の皆さんと一緒になってコンセプトづくりを行うこと。全国で400名位の地域の代表の方々に共創メンバーとして参加して頂き、ビールの味づくりにつなげる活動だ。世界有数の観光都市である東京は、その多様性とともに、江戸文化に象徴される古き良き文化を併せ持っている。東京都でも東京の価値、魅力を再発見し、世界一の国際都市にしたいという『&TOKYOプロジェクト』が動いており、両者の理念が合致したことから、瓶の肩ラベルや缶ビールのケースカートンに&TOKYOロゴのデザインを入れることにした。インバウンドで世界各国から東京に観光客が押し寄せて来ている中で、東京発の誇れるビールとして世界に発信できたら嬉しい」と挨拶。

続いて高橋正富キリンビールマーケティング首都圏統括本部東京支社長は共創メンバーとのワークショップで出来上がった“東京づくり”のコンセプトと香味特徴について次のように紹介した。

「情報の発信地、伝統と革新、世界の美食都市といったキーワードから、『夢を持って集まった人を一歩踏み出す気分にさせる、世界に誇れるTOKYO一番搾り』というコンセプトが生み出された。麦芽100%の一番搾りだけを使って得られる一番搾り製法の香味特徴はそのままに、“東京づくり”では、さらにダブルデコクション法で引き出された麦のうまみ味がしっかりと感じられ、ハーバルホップを使用することで華やかなエステルの香りとがうまく調和した味わいに仕上がった」と紹介した。(A. Horiguchi)

画像:布施社長と高橋東京支社長、共創メンバーらによるホップ投入式

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