OIV発表「2014年世界のワイン生産消費概況」

OIV のジャン・マリ・オランド専務理事は4月27 日、パリのOIV 本部で記者会見を開き、2014 年のワイン生産、葡萄収穫見込み、および市場、貿易状況について要旨次のように説明した。

 

2014年の世界の葡萄畑面積は前年に比べ8000ha増加し、755万4000haとなった。国別にみると中国の葡萄畑面積が80万haに達し世界第二位となった。

世界のワイン生産は増産だった2013年の2億9100万hlに対して2014年は2億7900万hlとやや減少したが、平年に比べるとやや多い水準。

2014年のワイン消費は2013年に比べ、240万hl減少し2億4000万hl程度と推算され、2009年以降ほぼ横ばい状況が続いている。

2014年のワイン貿易量は1億400万hlで2%増、一方金額ベースでは260億ユーロでほぼ前年並み。

 

<葡萄畑面積>

2014 年の世界の葡萄畑面積(生食、干し葡萄、未結果樹畑を含む)は2013 年に比べて8000ha 増えて、755 万4000ha に達したと見られる。EU 諸国の葡萄畑面積はEU の生産調整政策が2011 年~ 2012 年に終了して以来、減少のペースが著しく減速している。2008 年から2011 年までの減少は年平均9 万3000ha だったが2013 年- 2014 年の減少は2 万1000ha。特に減少が多いのはイタリーとポルトガルでそれぞれ1 万5000ha、5000ha減少した。この結果2014 年のEU 諸国の葡萄畑面積は合計339 万9000ha となった。

 

ヨーロッパ以外の葡萄畑面積は前年に比べ2 万8000ha 増で僅かに増加している。特にここ数年、中国とブラジルを除く南アメリカの葡萄畑面積が増加を続けている。2014 年の中国の葡萄畑面積は約80 万ha で世界第2位となった。

 

この他、アジアではインドの葡萄畑面積の拡大が目立つ。トルコは2013 年に著しく増加したが中期的には再び減少傾向をたどると見られる。オーストラリアは3 年連続で減少が続いており、2014 年も前年に比べ5000ha 減少した。(T. Matsuura)

つづく/これ以降の内容 <ワイン生産><ワイン消費><ワインの国際貿易><主なワイン輸入国> につきましては、「ウォンズ」本誌「6月号」P.57の「世界の動き」をご覧下さい。WANDS本誌の購読はこちらから

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