「新しいコミュニケーションツールを使ってユネスコ文化遺産シャンパーニュをアピールする」CIVCのティボー・ル・マイユー氏

シャンパーニュ委員会本部のコミュニケーション担当ディレクター、ティボー・ル・マイユー氏が会見し、2015ヴィンテージや生産出荷動向、産業全体として取り組んでいる事柄等について、要旨次のように語った。

【2015年作柄状況】

2015年は平均気温が高く、夏場の降雨量も少なかった。収穫は8月29日からスタートしたが、エクセレントと言えるほど健全な葡萄が得られ、しかも酸度も十分にある。Haあたり収量は9984Kg、総収穫量は3億3700万Kg(750ml瓶換算で2億9200万本相当)、リザーヴ量は2100万Kg(同1800万本)。量はともかく品質面では素晴らしいヴィンテージとなった。

【最近の出荷動向】

シャンパーニュの出荷量は2013年以降回復基調にあり、2015年の総出荷量は750ml瓶換算で3億1250万本と前年比1.7%伸びた。しかし、レーマンショックを挟んだ過去10年間平均では0.2%しか伸びていない。一方、出荷金額で

は前年比5.3%増、過去10年間平均で2.5%増と数量を上回る伸びを見せており、2015年は史上最高の出荷額となった。

この伸びを牽引しているのは英国、ドイツ、アメリカ、日本の4か国。フランス国内での販売は依然として減退傾向にあるが、出荷金額では1.2%上昇。EU以外の国々から始まった需要増加が2015年はEU域内にも波及しつつあるのが

特徴だ。

(中略)
【新しいコミュニケーションツール】

“テロワールからワインへ”と銘打ったこれまでの小冊子に続き、新たに“カーヴからテーブルへ”と題した小冊子を作成する。これにより、シャンパーニュを食事とともに愉しむ方法を紹介する。

昨年7月4日、シャンパーニュの丘陵とメゾンとカーヴがユネスコ文化遺産に登録された。以来、観光客が増え、バーや高級レストラン、高級ホテルなども次々と開店している。CIVCでは、シャンパーニュの丘陵やメゾン、カ

ーヴを臨場感一杯に愉しむためのヴァーチャルサイトを開設した。

また、シャンパーニュに関する自習プログラム「シャンパーニュ・キャンパス」を開発した。これはまずクイズに答えて自分の知識度を確認し、1級から3級までのプログラムを選んで独習するというもの。全体として初心者向けのプログラムなので、いずれもう少し上級のプログラムも開発していきたい。 (M. Yoshino)

中略部分につきましては、ウォンズ6月号をご覧下さい。ウォンズのご購入・ご購読はこちらから。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る