ボランジェ買収後も独立した家族経営を続ける、ロワールの「ラングロワ=シャトー」

クレマン・ド・ロワールで知られる生産者「ラングロワ=シャトー」からジェネラル・ディレクターのフランソワ=レジス・ド・フージュルー氏が来日した。

 

ラングロワ=シャトーは1885年、エドゥアード・ラングロワ&ジャンヌ・シャトー夫妻によって創設されたメゾン。夫のエドゥアードが第一次世界大戦で戦士した後はジャンヌが事業を継承していたが、名高いこのメゾンを財政的に援助すべく1973年に株式の大半はボランジェ家が所有するところとなっている。しかし、創業家は今も株主として名を連ね、独立した家族経営メゾンとして運営されている。

 

自社畑は現在71ha、ロワールの生産者として最大規模の畑を所有。畑はソーミュール45ha、ソーミュール・シャンピニー11ha、そしてサンセール15haにまたがり、スパークリングワイン約50万本、スティルワイン40万本を生産。この内

60%以上が輸出に向けられ、日本は6番目の輸出市場となっている。

 

Crémant de Loire Brut NV クレマンの製造要件は手摘みで、150kgの葡萄から得る果汁は100リットル以下、そして最低でも1年間熟成することとされているが、このクレマンはソーミュール周辺の6カ所の畑の葡萄を使い、キュヴェとタイユを分けて最初の50リットルは不純物が含まれているので捨てる。瓶熟成は最低2年間と、手間をかけた造りが特徴。ドザージュは12g。繊細な泡、カリンやグレープフルーツのアロマ。フレッシュな味わいは60%を占めるシュナン・ブランに由来し、「MLFはワインを重くしてしまうので行わない」。

 

ページ:

1

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る