日本ラム協会代表 SCREWDRIVER 海老沢忍氏に聞く

米国西海岸のクラフトブルワーが造る個性的なIPAが相次いで日本上陸するなど、米国西海岸発の酒類や食品が新たなトレンドとして注目されている。こうした変化の背景には何があるのか。10数年ぶりに西海岸を約2カ月かけて旅して来たという、ラム専門店SCREWDRIVER(東京・吉祥寺)のオーナーバーテンダーで、日本ラム協会代表の海老沢忍氏に、クラフトスピリッツ人気の背景と日本における今後のラム&ラムカクテル提案の方向性などを聞いた。

 

—今回の旅で目にした変化や驚きは。

私も10数年ぶりの米国西海岸でした。今まで2年に1回ぐらいカリブに行っていた時は必ずマイアミには寄っていたのですが、西海岸は完全にノーマークでした。どちらかというと相変わらず食生活はハンバーガーがメインで、街も何となくチェーン店が多くて閑散としているというイメージでした。

今回行って驚いたのは、街中にこだわりのショップが多く、バーガーショップでもチェーン店の隣に12ドルぐらいの食材にこだわったお店が出て来て、二極化しているという感じでした。洒落たピザ・レストランを紹介されて行くと、バックバーにずらりとスピリッツとかウイスキーが並んでおり、地産地消のローカリズムを意識した店づくりだと感じました。

 

—想像していた米国西海岸とは違っていたと…。

はい、180度近く変わっていました。視察のために訪れた蒸溜所が日曜日は休みなので、サンフランシスコの街をうろうろとしていたのですが、通りの至る所でカリフォルニア産の野菜とかチーズなど、こだわりの食材が露店で売られており、街を歩く人もセンスが良く、カッコいい人が増えたという印象でした。

帰国してアパレル関連の仕事をしている仲間に聞いたところ「みんな痩せたからだよ」という返事でした。カリフォルニアとニューヨークの女性は働くことが当たり前で太っていると出世できない。西海岸にはスポーツジムがたくさんあり、健康的なライフスタイルをエンジョイするムーブメントが生まれやすい。例えば、朝にランニングをして夜はヨガをするというのは、現地のビジネスマンにとっては日常的になっているようです。

ページ:

1

2 3 4

関連記事

ページ上部へ戻る