アガベ100%『サウザ ブルー』で“トマテキ”を提案

「メキシコ以外ではミクストが非常に多く、一般的にはショットで飲まれている。新商品ではメキシコ人が楽しむように、ストレートでチビチビ飲めることを念頭においている。また、カクテルにしたときの柔軟性も大事にしている。一般的にはチャコールフィルター(活性炭濾過)でクリアに仕上げるが、新商品では、アガベの香りを残すためにシルバーよりも濾過の回数を減らし、シトラスの香りとちょっとペッパーな感じを残すように工夫した。これでフィニッシュと余韻を楽しめる」。

 

なお、トマトはメキシコ原産ということもあり、テキーラとトマトの相性がいい。メキシコではトマトベースのノンアルコール飲料「サングリータ」をチェイサーに、テキーラを飲むスタイルが一般的だ。このため当日はテキーラのトニックソーダ割り「テコニック」に加え、特別カクテルとして、“トマテキ”を提案した。レシピはサウザブルー30ml、トマトをよく潰し、塩をひと摘まみ入れて、トニックウオーターでアップし、ステアしたロングカクテル。ちなみに日本でもお馴染みの『伯方の塩』はメキシコ産というつながりもある。

 

また、メキシコのみで数量限定発売した『エクストラ アネホ』の特別試飲も行った。「アメリカンホワイトオーク樽で5年間熟成させることでより複雑な味わいになる。アガベの香り、樽から来る香りのバランスが非常に良い」と付け加えた。(A. Horiguchi)

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