最近のソーテルヌ・シャトー売買状況

1999 年にLVMH グループがシャトー・ディケムを買収した後、ソーテルヌのシャトーの売買は一時落ち着いたかに見えたが、この10年来、フランス国内、輸出市場ともに甘口ワインの販売が低迷し、ソーテルヌの多くのシャトーが経済的に行き詰まり新たな投資家を探している。最近のソーテルヌ、バルサックの主なシャトー売買は次の通り。

 

<シャトー・ド・レイヌ・ヴィニョー> ソーテルヌ1級84ha。買収価格は4200 万ユーロ(約50 億円)程度の価値と見積もられている。最近のメドック、サンテミリオンの格付けシャトーは1ha 当たり1 億~ 2億円で取引されており、それに比べると極めて買い得だ。

 

<シャトー・ギロー> ソーテルヌ1級128ha。自動車メーカー、プジョーの創業家ロベール・プジョーとドメーヌ・ド・シュヴァリエのオリヴィエ・ベルナール、シャトー・カノン・ラ・ガルフリエールのステファン・フォン・ナイペルグ、シャトー・ギローの管理責任者グザヴィエ・プランティ4者の共同買収。

 

<シャトー・クロ・オ・ペラゲ> ソーテルヌ1級17ha。新オーナーはベルナール・マグレ。

 

<シャトー・ラフォリ・ペラゲ> ソーテルヌ1級36ha。新オーナーはスイスの実業家シルビオ・デンツ

 

<シャトー・ロメール> ソーテルヌ2 級、6.5ha。新オーナーはリブルヌのネゴシアン、フランソワ・ジャヌエックス

 

<シャトー・バストール・ラモンターニュ> ソーテルヌ2級、56ha。新オーナーはデパート大手ギャルリー・ラファイエットを所有するムーラン・ウゼ家とシャトー・スミス・オ・ラフィットのカティヤール家の共同所有。ちなみに、バストール・ラモンターニュとともにムーラン・ウゼ家が買収したシャトー・ボールガール(ポムロール、17ha)、シャトー・サン・ロベール(グラーヴ、33ha)はシャトー・スミス・オ・ラフィットのオーナー、カティヤール家が管理することになっている。(T. Matsuura)

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