高知への郷土愛から生まれたカクテル「マンゴーモヒート」「生姜のダイキリ」

東京・銀座「ガスライトEVE」店長 高橋直美さん

 高知・菊水酒造の国産ラム『SEVEN SEAS』を使ったシグネチャーカクテルを求めて、銀座のバーを訪ねると、世界カクテルコンクールでチャンピオンに輝いた女性バーテンダー高橋直美さんと出会うことができた。ガスライトは日本チャンピオンの井口法之氏が都内4店舗を経営するバーで、EVEは女性バーテンダーだけのお店だ。

コミック本も監修した高橋直美さん

コミック本も監修した高橋直美さん

高橋さんはIBA(国際バーテンダー協会)2013年チェコ・プラハ大会の日本代表選手でプレ・ディナーカクテル部門の優勝者。その優勝カクテル「WISTERIA」では、ハバナクラブ3年をベースに使用しており、いわばラムカクテルのスペシャリストというわけだ。

しかも高知県出身者ということで、その郷土愛から、お店で提供するカクテルや料理の素材となるフルーツや野菜は高知県産のものにこだわっている。

アメリカンホワイトオークで後熟成させた「ゴールド」に加え、今回「シルバー」が新たに加わった。そこで、高橋さんがシルバーで「マンゴーモヒート」、ゴールドで「生姜のダイキリ」をつくってくれた。

完熟した高知県産マンゴーを使ったモヒートはバニラ香を感じさせる甘さと共に清涼感があり、後を引く味わい。食事にも合いそうだ。「熱いものや辛い食事をした際にマンゴーラッシーが出たりするので、そうした料理にもよく合う」と高橋さん。大葉のモヒートもアレンジできる。一方、ゴールドは個性が強いのでそれに負けない素材として生姜を選んだ。すり下ろした生姜のピリ辛でスパイシーなところが、ラムのほのかな甘さともよく合い、くせになる味わい。高知県は生姜の生産量では全国一という。「国産ラムにあやかって高知の良さをもっと伝えられたら嬉しい」と締めくくった。

なお、セブンシーズ(七つの海)というネーミングは、カリブで生まれたラム酒が世界中に文化として広まったように、この商品を通じて「世界とつながる」という意味が込められている。(A. Horiguchi)

画像:左から「マンゴーモヒート」「ダイキリ」

カクテルレシピ

【マンゴーモヒート】

SEVEN SEAS シルバー 45㎖   / ライム 1/4カット   / シュガーシロップ1tsp   / 高知県産マンゴー 適量   /ミントの葉

【生姜のダイキリ】

SEVEN SEAS ゴールド 45㎖   / ライム 15㎖   / シュガーシロップ1tsp   / 高知県産生姜 適量

※料金はマンゴーモヒートが¥1600円、生姜のダイキリが1500円、いずれも税別。テーブルチャージ1000円

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