バーテンダー世界大会、20年ぶりに東京で

日本バーテンダー協会(NBA)が加盟する世界バーテンダー協会(IBA)の世界大会が10月16日から21日に帝国ホテル東京で開催される。日本での開催は1996年以来、実に20年ぶりとなる。このため、今後の日本のカクテル文化の発展やバーテンダーの社会的地位向上にとっても、大きな役割を発揮することが期待されている。

参加国は加盟62か国、来日人数は約600名にも及び、6日間にわたり、年次総会、カクテルコンペティション(世界大会、日本大会)、カクテルディナーなどが開催される。

その目玉となるバーテンダーとカクテルの世界大会「ワールド・カクテル・チャンピオンシップ(WCC)」は、期間中の18日から20日に開催される。日本代表の坪倉健児選手(京都・ロッキングチェア)は、20日のショートドリンク・サワー部門に出場予定。大会期間中、クローズドイベント以外は、観戦チケットを購入すれば一般も入場できるので、坪倉選手の応援も可能だ。また、IBA主催のシンポジウムやマスタークラスには一般も参加できる。

世界大会は、IBAをサポーターするグローバルブランドと共に、日本ではサントリー、アサヒビール、キリン・ディアジオ、ペルノ・リカール・ジャパンなどが協賛している。

主なグローバルブランドは以下の通り。

「Beam SUNTORY」「Havana Club」

「Grand Marnier」「MARIE BRIZARD」

「DE KUYPER」「FINLANDIA」「BOLS」

 

日本人の技術を世界にアピール

20年前の世界大会で優勝(ロングカクテル部門)したのが現在のNBA会長の岸久氏だ。以前、本誌インタビューに、「私は20年前に選手として出場し、今回は会長の立場で世界大会を迎えるので、いろいろと隔世の感がある。やはり海外での大会よりも日本での世界大会は人々の記憶に残るので、このチャンスを生かして思う存分に力を発揮してもらいたい。世界に向けてジャパニーズバーテンディングの本領をアピールできる良い機会だと思う」と語っている。

実際にWCCでは日本代表から2011年に山田高史氏が総合優勝し、2012年には耳塚史泰氏、2013年には高橋直美さんがそれぞれ部門優勝するなど、チャンピオンを輩出している。

また、ディアジオ社主催のワールドクラスでも2011年の大竹学氏、2015年に金子道人氏が世界チャンピンに選ばれるなど、近年、日本人バーテンダーの活躍は目覚ましいものがある。

今回のリオ五輪では日本代表選手の活躍が目立ったが、アスリートの世界では、ジュニアの育成に取り組んでいる結果だという。アルコール業界なので、アスリートと同じようなジュニア養成というわけにはいかないが、いまは、活躍の舞台が世界に開かれている。後は実力をつけるために、努力を惜しまないだけなので、若手バーテンダーの奮起が期待される。(A.Horiguchi)

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画像:NBA関東統括本部主催のマリーブリザールカクテルコンペティションで、技術研究部長井口法之氏から若手バーテンダーに厳しい注文が付いた。WCC日本代表の坪倉健児選手もこの大会で優勝している)

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