ピエモンテのテロワールを映すスプマンテ クバージュCuvage

ピエモンテのテロワールが表現するものすべてを集めたキュヴェを造る。それを瓶に詰めて発酵させてスプマンテに仕上げる。これがクバージュのスプマンテ造りの基本的な考えだ。

 

roseクバージュは2011年、ピエモンテ州アレッサンドリア県アックイ・テルメで創業した。とても若いスプマンテ生産者だが、すでにその力量が国際的に認められ、大きな評価を得ている。そのひとつが2015年にロンドンで開催されたCSWWC(ザ・シャンパーニュ&スパークリングワイン・ワールド・チャンピオンシップ)で“2015年チェアマンズ・トロフィー”を獲得したことだ。CSWWC主催者のトム・スティーブンソンは「最近で最も強く心を動かされた革新的なスパークリングワインで泡のストラクチャーが完璧だ」と、クパージュ・ロゼを評価している。

 

ピエモンテ州はメトド・クラシコ(瓶内二次発酵製法)・スプマンテの重要な産地で発祥の地でもある。1865 年にシャンパーニュのランスでその製法を学んだカルロ・ガンチアがアスティ県カネッリで最初の瓶内二次発酵スパークリングワインを造った。

また、アルバ醸造学校はイタリアで最も歴史のある学校の一つだが、ここはスパークリングワインの製造研究と教育に熱心だ。フランチャコルタを初めて造ったフランコ・ジリアーニもアルバ醸造学校でメトド・クラシコを学んでいる。

 

chairしかしその後、キュヴェ・クローズのアスティ・スプマンテの生産が優勢になり、モスカートで造るスパークリングワインの産地というイメージが強くなった。だからクバージュはピエモンテの伝統をもういちど掘り起し、新しいワイン愛好者の興味をひくメトド・クラシコのスプマンテを造ろうと決めた。

 

ロリス・ガヴァはクバージュのワインメーカーだ。ロリスは過去25年にわたってスプマンテ造りに携わり、3年前の2013年にクバージュに招聘された。スプマンテへのこだわりが人一倍強いエノロゴだ。

「私はピエモンテを余すところなく表現したスプマンテを造りたい。この土地とワイン造りのさまざまな要素をすべて取り入れる。その時、まず大事なことはブドウ畑とブドウの潜在力であり、これが十分であれば人の技も活きてくる。テロワール、人、技術の融合があって初めてすばらしいスプマンテができ上がる」と、ロリスは強調する。

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