日本でワインを造っているのは今年3月末で280ワイナリー

国税庁が11月24日「国内製造ワインの概況」と題して、直近2015年(平成27年度)における日本ワインの生産状況に関する調査結果を発表した。

それによると、今年3月末現在において「果実酒の製造免許(試験製造免許を除く)を有し、ぶどう(輸入濃縮果汁を含む)を原料として果実酒を製造している」のは、全国で合計261者、280ワイナリーあることが分かった。都道府県別のワイナリー数の内訳は、山梨82、長野32、北海道26、山形13、新潟10が上位5県。

シードルや桃などぶどう以外の果実を原料とした「果実酒」全体でみると、全国の合計は333者、367免許場となる。この数は、2008年(平成20年)までは年間とおしてほぼ1軒程度、新規免許場が増える程度だったが、それ以降は急増。2014年の1年間で新規製造免許を取得したのは17場、さらに2015年には34場も増えた。最近の「日本ワインブーム」を反映してか、その増加スピードはさらに加速しつつある。いずれ全国のワイナリー数が300を超えるのは間近と思われる。

 

  • 約9割はブティックワイナリー 

今回の調査は、回答があった247者(回答割合94.6%)、266ワイナリー(同95%)の集計結果をまとめたもの。

企業数で見ると、年間の製成数量100kl(ケース8.64ℓ換算で約1万1600ケース)以下のところが199者、同300kl以下が24者と全企業数の9割を占めている。しかし、日本全体の製成数量に対するシェアは両者を合わせても8%と少なく、日本のワイナリーの圧倒的な数が小さなブティックワイナリーで占められている。

  • 日本ワインの生産数量は215万ケース

日本で栽培収穫されたぶどうを100%使った「日本ワイン」の製造数量は1万8613Kl(約215万4300ケース)。国税庁が昨年末に発表した数字では、2014年における日本ワインの販売量は1万4039Kl(162万ケース強)とされていたが、この1年間で一気に50万ケースも増加したことになる。とはいえ、輸入ワインを含めたワインの流通量全体に占める「日本ワイン」の比率はいまだ3.7%と極めて低い。

この215万ケースのうち、種類別の内訳をみると、赤ワインが41.4%、白ワインが47.3%、スパークリングが4.7%、その他6.6%という構成。

  • ぶどう品種別生産量の1位は甲州
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ワインの原料とするためにそれぞれのワイナリーが自園および買い葡萄を受け入れた数量は全部で2万5254トン、この内実際にワイン原料として使われたのは2万1173トンであった。

受け入れ数量のうち、白ワイン用品種が45.8%、赤ワイン用品種が44.0%。

ぶどう品種別で一番多いのは甲州の4,469トンで、全体の18.4%を占めている。以下、マスカット・ベーリーA13.4%、ナイアガラ11.9%、コンコード11.2%、デラウエア6.0%と続き、ヨーロッパ系品種ではメルローが5%で第7位、シャルドネが4.9%で第9位に顔を出している。

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