G.H. マムの特別なキュヴェ ”RSRV”

11月から発売開始されたG.H.マムの新銘柄”RSRV” (アール・エス・アール・ヴイ)は、マムの醸造チームが使用するRésrvéの略記号。

シェフ・ド・カーヴのディディオ・マリオッティ曰く「友人たちとわかち合うために、特別に取り置くと決めた時に記す記号が、このRSRV」だと説明した。ブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワールの2種類がある。

ブラン・ド・ブラン 2012年は、マムが古くから所有するコート・デ・ブランのクラマンのシャルドネだけを使っている。「レモン、ライムなどの柑橘類、花などが香り、クラマンの白亜質の土壌に由来するミネラル感が特徴」。ドザージュは6g/lで、4.5気圧に抑えてソフトなテクスチャーを表現している。

ブラン・ド・ノワールは、モンターニュ・ド・ランスの北部にあるヴェルズネイのピノ・ノワールだけ。マムが一番初めに購入したのがヴェルズネイであり、マムの象徴的な存在でもある。こちらもドザージュは6g/l。2008年は糖度と酸度がともに高い素晴らしい年だった。

「デーツ、ドライ・アプリコットなど熟した果実の香りがする。時間が経ち温度が少し上がると、さらにアーモンド、ヘーゼルナッツ、コーヒー、ヌガーなどの香りが次第に現れていく」。

どちらも、ティラージュとデゴルジュマンの年月が裏ラベルに記してある。(Y. Nagoshi)

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