『コンティニュアム』が2012ヴィンテージから100%エステートワインになった

この日はさらに、「M-Block Cabernet Sauvignon」など区画ごと品種ごとに醸造された計7 つのコンポーネントをつかって、参加者自ら2014 年産の「コンティニュアム」を造る試みも。2014年産の最終アサンブラージュはまだ決まっていないようだが、この7 区画は全60 区画の中でベストの葡萄を産出するとか。アサンブラージュ全体の60%がこの区画の葡萄で占められているという。

また、メルロはプティ・ヴェルド20%を入れて混醸しているが、その狙いは「メルロ自体はタンニンが少なく、発酵中にフェノールが抽出しにくい。また、ブレンドだとタンクの底の方にメルロの成分が沈み込みやすい」ので、色づきが良くワインに力強さを与えるプティ・ヴェルドと一緒に発酵することで、メルロの特徴を生かすことができるのだという。

 

“ 神は細部に宿る” という。2013 年には新しい最新式のワイナリーも完成した。こうしたディテールにこだわるワイン造りによって、コンティニュアムの味わいはさらに進化を続けるに違いない。(M.Yoshino)

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