オレゴン産シャルドネのポテンシャルを追究する「ベルグストロム・ワインズ」

オレゴンを代表するワインといえばピノ・ノワールであることは何人も認めるところ。しかし、白ワインとなると、かつてオレゴンで作付面積の25%を占めていたシャルドネは今ではわずか4%しかなく、とってかわって白の代表格とされているのがピノ・グリだ。しかしピノ・ノワールと同じようにオレゴン産シャルドネには大きなポテンシャルがあることを確信し、「オレゴンのシャルドネはあまり知られていないが、世界レベルの最高のシャルドネを造ることが自分に課せられた使命だ」と考えている造り手がいる。「ベルグストロム・ワインズ」の現当主兼醸造家、ジョッシュ・ベルグストロム氏だ。

ジョッシュが造るシャルドネには二つのティアがある。ひとつは「オールド・ストーンズ・シャルドネ」で、ミネラル感や柑橘の香り、はつらつとした味わいを持ちながら、リリース後3~ 5 年の内に飲むことを前提に造られた早飲み用ワイン。「オールド・ストーンという名前には、オレゴンのワイン造りはたかだか50 年の歴史しかないが、葡萄を育む台地は1900万年前まで遡る古い地層であることをアピールする意味を込めた」という。一部は買い付け葡萄もあるが、多くはヴィラメット・ヴァレーに所有する5 つの自社畑の葡萄~ つくられている。

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