スペイン各地の2016年収穫情報

カスティーリャ・ラ・マンチャのバルデペニャスに本拠を置くフリックス・ソリスからスペイン各地の2016年収穫情報(2016年11月3日時点)が届いた。

 

スペイン全土が低温で発芽が遅れたため、その後の生育ステージにも遅れが波及し、収穫は2015 年より15 日遅れた。冬季の雨不足で収穫量の減少が懸念されたが、4 月と5 月に多量の雨が降って払拭された。しかし、5 月以降は雨が無く、8 月は昼夜を問わず高温が続き、結局、2015 年と同じ水準の収穫になった。

ブドウの品質はスペイン全域で素晴らしい出来だった。2016 年ヴィンテージは高品質のワインが期待できる。以下、フェリックス・ソリスが醸造設備をもっている地域の作柄を紹介する。

 

<DOバルデペニャス、DOラ・マンチャ>

収穫量は2015 年と同水準。アイレンはわずかに増加したが他の品種(ベルデホ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、赤ワイン品種)は減収。取引価格はアイレン25%増、赤ワイン品種30%増。価格上昇の理由は、需要が好調であること。もう一つは過去数年間、買付価格を低く抑えてきたこと。フェリックス・ソリスの買付価格は2015 年11 月時点で赤・白とも現行価格より30%安かった。同時に在庫量も2015 年より15%減少している。

 

<DOCリオハ>

収穫量は2015 年とほぼ同量の300 万hl。この間のリオハワインの販売は好調で、2015年は284 万hl の販売実績があった。需要増によってブドウ価格は10~12% 増加している。

 

<DOリベラ・デル・ドゥエロ>

安定した気候に恵まれ収穫量は2015 年よりわずかに増加する見込み。需要が年々増えて、2016 年9 月時点の販売は前年同月比1.6%増。在庫量が10%減少している。収穫増のおかげで当初15%増加すると見込んでいた取引価格は5%増に留まる見通し。

 

<DOルエダ>

収穫量は2015 年より多い11 万トン。2015年収穫が前年比10%減だったので、現在は在庫ゼロの状態。2016 年8 月末日在庫が4 万hl だったのに対して、2015 年8 月末在庫は12 万hl あった。フェリックス・ソリスの購入ブドウ価格は2015 年とほぼ同水準だった。

 

<DOトロ>

不作の年だった2015 年(前年比17%減)を上回る収穫が予想されているが数量はまだ確定されていない。ブドウ価格は2015 年とほぼ同価格と予想される。

 

<DOリアス・バイシャス>

6 月のベト病発生と8 月の雨不足のため前年比20%減と予想されていたが、9 月上旬に雨があって収量が増加し、最終的には前年比5%減になった。ワイン価格は5%~7%の上昇になる見込み。

画像:ラ・マンチャのブドウ畑

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