UNCORK ミッシェル・ベタンヌ選定/2016年のフランスワイン10大ニュース

1)前代未聞のミレジーム2016

避けようのない気候変動が、葡萄栽培家の生活をひっくり返し、ワインのスタイルを変え、テロワールの価値の序列も変えるのではないかと誰もが心配している。2016 年はこれが最も著しく表れた。想定内のことは何もなく、誰も収穫1か月前に葡萄の質について語ろうとしなかった。春に大雨が降り、夏は2003 年に匹敵する干ばつで、葡萄樹は苦しむばかりだった。特に4月の凶暴な霜や雹によって葡萄畑が台無しになった。ある地区は完全に破壊された一方で、そこから100m 離れたところでは普通に収穫できた。栽培家は葡萄の生育期間中ずっとベト病や腐敗と戦った。徹底したビオ栽培や環境を尊重している栽培家でさえ、15~20 回も葡萄畑に薬剤散布をした。ビオ栽培で認可されていない薬剤を使わざるを得ず、ビオ認証を向こう2 年は放棄しなければならなくなった人もいた。生産量が十分だったのはボルドーだけで、他は例年の30 ~ 60%減となった。

2)逝去した偉人たち(略)

3)中国人のボルドーでの冒険(略)

4)ボーヌのシテ・デュ・ヴァンの行方(略)

5)ブルゴーニュとボージョレのネゴシアン組合合併(略)

6)アドヴィニがシャンピを買収(略)

7)ブルゴーニュのドメーヌの変化(略)

8)モンラッシェの災難

2016 年4 月の降雹は神話的葡萄畑モンラッシェを二分してしまった。ピュリニー村北部は被害がそれほどでもなく、例年の半分の量だが申し分ない質のワインを生産できた。一方、南部は完全に破壊されてしまった。ドミニク・ラフォンの30aの畑は数10ℓ分しか収穫できなかった。これでは少なすぎて醸造は不可能だ。だからフルロ、ルフレーヴ、アミオ、プリウール、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティと協力して、それぞれの葡萄を集め、ルフレーヴで醸造することになった。2~3樽分のキュヴェが造られたが、個人客向けに販売するのではない。おそらく慈善目的で競売にかけられるだろう。

9)オスピス・ド・ソミュールの失敗(略)

10)ブレクジット後の不安(略)

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