カルメネールとビオの「アンティヤル」チリワインの第一人者 アルバロ・エスピノサ

アンティヤルは南アメリカにおけるバイオダイナミック農法の先駆者アルバロ・エスピノサと妻のマリーナが経営している。

畑の中央に地下を掘り基礎を打って固め、コンクリート打ちっぱなしの醸造所を建てた

畑の中央に地下を掘り基礎を打って固め、コンクリート打ちっぱなしの醸造所を建てた

ボルドー大学で醸造を学び、ビニャ・カルメンでオーガニック農法を実践したアルバロは、1996年にカルメンを辞めてここに移り住んだ。自宅の庭にブドウ樹を植え、バイオダイナミック農法に取り組んだ。葡萄はカルメネール、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー。この畑のほかにアルバロの生家がイスラ・デ・マイポにあり、ここもバイオダイナミック農法に転換してカルメネールとシラーを栽培している。

この二つの畑を合わせて年間生産量300ケースからスタートした。1999年にデメテールのバイオダイナミック認証を得た。その前の年の1998年は1年間、メンドシーノのフェッツァーでバイオダイナミック農法の研修を受けた。1999年と2000年はレイク・カウンティのシエゴで収穫体験をしてアラン・ヨークに師事した。2001年からはセカンドラベルのクイェン500ケースが加わった。2004年に自宅から車で5分ほど行ったアンデスの麓に7haの土地を購入し、カルメネール、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド、シラーを植えバイオダイナミック農法を本格化させた。

生産量は2,500ケースに膨らんだ。畑の中央に地下を掘り基礎を打って固め、コンクリート打ちっぱなしの醸造所を建てた。建屋の屋上が地上とほぼ同じ高さなので、収穫ブドウはいったん屋上に運びそこで選別・除梗してそのまま発酵タンクに落とす。

 

アルバロにオーガニック農法とバイオダイナミック農法を聞いた。

WANDSメルマガ登録

1

2

3 4 5 6

関連記事

ページ上部へ戻る