“ニュー”カリフォルニアワイン注目のマサイアソンが来た!

米国産ワインに「ニュー・カリフォルニアワイン」というカテゴリーができたようだ。

2 月9 日にニュー・カリフォルニアワインを造るスティーヴ・マサイアソンが、その栽培方法とワイン造りを紹介した。

 

マサイアソン・ワインを輸入販売するワイン・イン・スタイルによれば「ニュー・カリフォルニアワイン」とは次のようだという。少し長いけれど用意された説明文をそのまま引用することにする。

 

「現在のカリフォルニアワインは重厚で複雑な味わいを持つワインと、よりエレガントなヨーロピアンスタイルを選択できる多様性の時代に入っています。フランスワイン=エレガント、アメリカワイン=濃厚というイメージは日本でもいまだに根深いのが現状ですが、近年新しい世代の生産者たちが「土地固有の風土を表す本来のエレガントなカリフォルニアワインを造ろう」をスローガンに革命を起こしつつあります。

この新たな潮流の背景には近年のアメリカの食文化の変化があり、ニューヨークやサンフランシスコなどの都市部を中心に素材重視、地産地消、「畑からテーブルへ」といった声が日増しに強くなっています。

ワインにおいても世界各国で経験を積んだ新世代のレストランオーナーやシェフ、カリスマソムリエ達が造り手に対する発言力を高めており、新しいカリフォルニアワインのスタイルの広まりに力を与えています。

フランスやヨーロッパ諸国のいわゆる「ヴァン・ナチュール」と呼ばれるワインが「製造方法」の括りだとするならば、この「ニュー・カリフォルニアワイン」は、流通や消費者の嗜好を意識した「スタイル」のコンセプトだと言えます。

ヴァン・ナチュールは、有機栽培やビオディナミ農法を採用し、ハンズフリーの醸造を行い、亜硫酸塩の使用を極力抑えた製造方法に共通点があります。

そしてニュー・カリフォルニアワインは、ヴァン・ナチュールの素晴らしい部分を採用しつつ、カリフォルニアで60 年代~ 70 年代に造られたクラシックなワインを意識し、生産者独自のポリシーを合理的にワインに反映させたエレガントなスタイルのワインのことを言います。

結果、ニュー・カリフォルニアワインには、2000 年代に一代でブランドを築き上げた新世代の造り手の他、90 年代のパーカー・スタイルに影響されることなく独自のスタイルを長年貫き通したクラシックな生産者も含まれます」

 

スティーヴ・マサイアソンはオーナー醸造家であり、ナパ屈指の栽培コンサルタントでもある。9 日のセミナーでも途中で退屈になるくらい栽培の話を続けた。

 

マサイアソンは家族経営の小さなワイナリーで、白ワインはイタリア・フリウリの、赤ワインはボルドーのスタイルを踏襲している。現場主義者で畑の耕作作業は可能な限り自分で行うという。

ワインの味わいを決定する要素の一つである収穫のタイミングは、通常より3 ~ 4 週間早めるのが彼の流儀だ。

 

マサイアソンのワインの特徴は、食事に合わせることを前提にしたフレッシュネスと、通常のカリフォルニアより低めのアルコール分である。畑の区画ごとに、それぞれに適した耕作法と栽培法をとり、品種の個性を尊重することで、アロマの豊かなバランスのとれたワインを造ることができるという。(K. Bansho)

つづきはウォンズ2017年3月号をご覧ください。ウォンズのご購入・ご購読はこちらから

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る