サントリーが予測 高アル新ジャンルが伸長、2020年3000万ケース規模に

サントリービールによれば、同社がアルコール分7%の高アルコール新ジャンルとして、7月4日に上市した『頂(いただき)』の販売が好調に推移しているという。

 

10 月末までの累計販売本数は6391 万本(350ml 缶換算)となり、僅か約4か月間で177 万ケース(ビール大瓶換算)にまで成長。サントリーではアルコール分6%以上の新ジャンル商品群を高アルコール新ジャンルカテゴリーとしている。

その販売動向はどうなっているのだろうか。

 

同社推計によれば、今年1~ 10 月の市場規模は約1400 万ケース、前年比126%と伸長。「新ジャンル市場が取引基準の施行や夏場の天候不順などの影響で99%と前年割れする中で、飛躍的に伸長した」と推察。そして、2020 年には3000 万ケース規模にまで成長すると予測している。

こうした成長要因を同社では、ビールに近い本格的な味わい、濃い味わいの料理に合わせやすく、アルコール分が高いので早く酔える経済性の高さなどに注目している。

 

<濃い味わいの料理に合わせやすい>

高アルコール新ジャンルへの流入元を見ると、新ジャンル(38.5%)、ビール(14.8%)、焼酎(8.9%)、RTD(6.8%)、発泡酒(6.6%)の順になっており、既存の新ジャンルユーザーからの流入が最も多いことが分かる。

 

女性の社会進出などを契機に、食卓に惣菜が出現する世帯が増加。中でも鶏の空揚げやコロッケといった、味の濃い“油モノ” が食卓に出現する割合が高まった。

「そういった濃い味わいの料理に負けない、濃い味わいのビール類が求められる傾向にあり、高アルコール新ジャンルはその受け皿になっている」と分析。濃い味に濃いビール類は今後の消費トレンドになる、と注目している。

こうした高アル化は、RTD やハイボール缶にも共通した傾向といえる。

また、購入者の容器別構成比を通常の新ジャンルと比較すると、350ml 缶と500ml缶の構成比は、通常の新ジャンルは68.5%、31.5%に対し、高アルコール新ジャンルでは63.0%、37.0%となり、500ml 缶の構成比が5ポイント以上高くなっている。

 

「高アルコール新ジャンルには焼酎からの流入も多く、ハードリカーを飲まれるお客様からも指向されている」と分析している。

こうした中で、同社では来年2月6日に『頂(いただき)』のアルコール分を8%にアップしてリニューアル発売する。

今回のリニューアルでは、飲みごたえはもちろんのこと、使用する麦芽量を増量することで、麦芽由来の“力強いコク” をさらに強化した。また、醸造条件の最適化による後味の改善も行い、より満足度の高い“最高峰のコク刺激”を実現した、という。

トップ画像:高アルコール新ジャンルカテゴリー販売動向/将来予測

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