COEDO ビールからセッションIPA の新商品『毬花』で飲みやすさを追求

COEDO ビール醸造元協同商事コエドブルワリーは、埼玉県東松山市に新工場を移転して丸1年となる。昨年10 月2日には待望の新商品『コエド毬花‐Marihana‐』(4.5%、350ml 缶、333ml 瓶、希望小売税別267 円)をリリースした。

首都圏を中心に展開する大手業務用酒販店カクヤスの国産地ビール販売ランキングで「コエドプレミアム瑠璃」は第1位。また、「同・伽羅」は第3位、「同・漆黒」は第5位、「同・白」は第7位、「同・紅赤」は9位と、上位10 位までにコエドブランド5種類全てがランクインするなど、その人気の高さが伺える。

新商品に込めた思いや、最近のクラフトビールの市場動向について、朝霧重治社長に話を聞いた。

 

-待望の新商品ですね

お客様には随分とお待ち頂きましたが、移転後はじめてとなる定番商品です。缶製品としては2011 年以来6年ぶり、瓶製品としては2006年のブランドリニューアル以来、初めての新商品となります。

「毬花」の前身は、2014 年春夏の限定商品としてリリースした「セッションIPA」です。これが非常に好評で、SNS 上で「限定でなく、もっとつくってよ!」というお声に、「いいね!」が、どんどんリツイートされていくような形で、ご要望を頂いたということがあります。

最初はドラフト(樽生)を飲食店で提供したところ、家庭でも飲みたい、というお声を随分と頂きました。今回、体制がようやく整ったので、瓶と缶を定番商品として発売することになりました。

 

-セッションIPA のビアスタイルとは?

クラフトビールのビアスタイルの中でも、世界的に人気のあるIPA(インディア・ペール・エール)を、4.5%の低アルコールでありながらも、しっかりと味わいのある、日本人好みのスタイルに仕上げました。

セッション(飲み会)というネーミングは独特の言い方だと思いますが、セッショナブル(飲みやすい)で、ドリンカビリティの高いビールという意味合いがあります。最近はクラフトビールが注目されてきたので、お客さんもいろいろな情報を見聞きするなど知識を得て、ビールをマッピングして楽しまれる方たちが増えています。ただ、一方で、そういう方たちはまだまだごく少数といえます。

今回、私たちはあまり難しいことは考えていません。いつものようにビールのジョッキをキンキンに冷やして、ゴクゴクと喉越しを楽しんで頂いても商品の良さがすごく引き立つという特徴があります。

つまり、通常のビールと同じ飲み方でありながら、今までとは違うアロマを感じるとか、心地よい苦味を感じることで、飲み飽きせず、何杯でも飲めるように設計しました。実際に飲んでみて、そういった感想を寄せられる、ビール好きの方もかなり多くいらっしゃいます。

 

-飲み飽きしない良さは、ラガーやピルスナーにも共通したところがあります

クラフトビールの業界では、一時期までは「ラガーやピルスナーはつまらないもの」「クラフトといえばエールだ」と考えるような風潮は確かに強かったかもしれません。

特に、クラフトビールの先進国である米国では、大手との対立構造を強調し、大手ブランドに代表されるアメリカンライトラガーに対するアンチとして、クラフトビールを位置づけてきたからです。

ただ、その米国でも、「世界中にピルスナーというスタイルが広がったのは、やっぱりおいしいから」ということを再認識し、“グッド・ピルスナー” を再評価する動きが強まっています。

 

-日本でもグッド・ピルスナーを再評価する動きはありますか?

あると思います。そういう意味ではコエドの瑠璃はとても人気があります。本当にいいピルスナーは、著しい個性はなくても、おいしくて、何杯でも飲めてしまうということが確かにあると思います。

実はピルスナーというのは、ある意味ではマスキングができないので、誤魔化しのきかないビールと言えます。厳選した原材料を調達し、それを雑味が出ないようにしっかりと加工して、製品として落とし込んでいきます。このため、製品の振れ幅は非常に狭く、高い技術力が求められることになります。

 

また、ラガー系では、低温で長く熟成させるので、設備が必要になります。最後は、氷温に近いところで冷却するので、いい冷却システムがないと、いいラガーやピルスナーはできません。

つまり、グッド・ピルスナーを持っているクラフトメーカーはそれだけ高い技術力を備えているという証にもなるので、今後は市場での評価を高めていくのではないかと思います。(A.Horiguchi)

トップ画像:コエド毬花と彩-Saiと朝霧重治社長

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