ラングドックの地中海沿いの産地「ラ・クラープ」、単独のAOCに格上げ

「ラ・クラープ」は、1985年から「ラングドック・ラ・クラープ」に認定された地中海沿いの産地で、単独AOC格上げに7年間奮闘してきた。その結果、2015年6月9日に、INAO(国立原産地名称研究所)より正式に認められた。ラングドックで、赤、白ともに単独のAOCを獲得したのは、ラ・クラープが初めて。

右4本が「ラ・クラープ」の白と赤

右4本が「ラ・クラープ」の白と赤

 

「ラ・クラープ」が単独でAOCを名乗れる2015年ヴィンテージは、「収穫はまだこれから。ただ、今言えることは、2013年ほどではないかもしれないけれど、平均以上の出来にはなりそうだ」と、ラングドックワイン委員会(CIVL)輸出部長のクリスティーヌ・B・モリーヌさんが9月17日に語った。

 

春は雨が多く土壌が十分に水分を補給できた。夏の訪れは早く5月頃から夏の陽気で、時々嵐のような日もあったが、その後も暑い夏が続き「デラックスな年になりそうだ」と大いに期待していた。ところが、夏の終わり頃から事情は変わった。まるで日本の話を聞いているようだと思ってしまったが、ラングドックでも局地的な大雨が各地を襲ったというのだ。先週も北東部のラルザックで1日に300mmもの雨が降り、ミネルヴォワ・リヴィニエールでも山側の一部が大雨に見舞われた。現在、もう少し成熟が進んでから収穫しようと待っている段階だが、今後もリスクがあるかもしれないと、心配しているという。

 

「ラ・クラープ」としての初ヴィンテージが、良年となることを祈りたい。(Y. Nagoshi)

 

「ラ・クラープ」の土壌、気候、規定などの詳細や具体例、その他のラングドックワイン情報(AOCのヒエラルキー)については、WANDS本誌「10月号」にて掲載する。WANDS本誌の購読はこちらから

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