情報発信をし続ける Bar 石の華 オーナーバーテンダー 石垣忍氏

渋谷駅からほど近い Bar 石の華のオーナーバーテンダー 石垣忍さんは、2005年にトリノで開催された国際バーテンダー協会公認の世界大会で、権威あるシニア部門において優勝した人物だ。そのオリジナルカクテルの評価は高い。日々多様な酒類を扱う石垣氏に、コニャックの今後の可能性について聞いた。

 

オリジナルメニューで情報発信

カウンターには、トマトや柑橘類といった野菜や果物が置かれている。旬の素材を用いたオリジナルカクテルを目当てに来る客も多いようだ。季節の移り変わりにも敏感な石垣さんは、毎日の店の営業にあたっても新たな提案を欠かさない。

数あるスピリッツの中から自分の気になるブランドを選び、それをベースにした数種類のカクテルを載せたメニューを自ら作成し、顧客に薦めているという。それぞれのブランドの良さを引き出すレシピを作り、訴えかけようというのが主旨だ。

「お客様をナビゲーションするためのものであり、コミュニケーションのツールとしても大切です。同じメニューを3、4ヶ月継続していると、次第にお客様も興味を抱いてくれる」という。その一例が「レミー・マルタン」のメニューだ。

店に来る若い世代はやはりコニャックを知らない人が多いという。たとえ飲んだことがあったとしても、銘柄を認識していないので記憶に残りにくいようだ。しかし、だからこそ「コニャックを知らない若い世代への訴求は大いに可能性がある」とも感じている。

 

様々なコニャック・ベースのカクテル

 石垣さんが独自に作成した「レミー・マルタン」のメニュー解説をしてもらった。

「サイドカー」はクラシックなコニャック・ベースのカクテルだが、「オリジナル・サイドカー」は、「同じ色合いのものは味わいも相性がよいから」と、大分県産サフランを漬け込んだコニャックを使用しているのがミソだ。コニャックのもつオレンジの香り、オレンジピールやコアントローの香りに、やわらかなサフランの香りが溶け込んで優雅な雰囲気を醸し出していた。(Y. Nagoshi)

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