銀座のマデイラの入り口 マデイラ・エントラーダ、啓蒙活動を継続

高級店が立ち並ぶ銀座の並木通りに、マデイラ酒の入り口、という名の「マデイラ・エントラーダ」がオープンしたのは2015年だった。マデイラの輸入元でありバーベイト社に出資もしている木下インターナショナルが、マデイラ酒の認知度アップと価値の訴求を図りたいとして構えた店だ。開店してからずっと月に3、4回のペースでトークイベントを行い、啓蒙活動を続けている。同社のワインマーケティングマネージャー 館農俊則氏が講師を務める回に参加した。

ポルトガルという国の背景から説明が始まった。有名なサッカー選手クリスチャン・ロナウドがマデイラ出身であること、マデイラ島の面積は種子島や佐渡島に近いこと、そして緯度は33度で長崎と同じぐらいであり夏は25℃冬は12℃という「常春」の気候でリゾートと農業が主要産業であるなど、イメージしやすい解説はポルトガルとマデイラを熟知した館農氏ならでは。

館農俊則氏(右)と佐藤岳氏

このトークイベントでは、8種類のマデイラが解説付きで飲め、店長の佐藤岳氏お手製のマデイラやポルトガル料理、あるいはマデイラに相性の良いおつまみなどもたっぷり出てくる。この日は、セルシアル、ヴェルデーリョ、ブアル、マルヴァジアの品種別4種類の比較。レインウォーター、ヴェルデーリョ5年、ヴェルデーリョ10年、希少な復活品種テランテス20年の4種類の比較。面白いことに、カレーとマデイラには共通の成分ソトロンが含まれているからとカレーも供された。

最近ではマデイラをトニックウォーターで割った「モントニック」という飲み方が流行っているようだ。(Y. Nagoshi)

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