The Prince Gallery Tokyo Kioicho 阿部央(あきら)氏 バカルディ レガシー カクテルコンペティション2018 世界大会でTop8入り

バカルディ レガシー カクテルコンペティションは、今年で10周年を迎えた。5月上旬にメキシコ・シティで開催された世界大会には、34か国から選出された代表者が参加した。日本代表の阿部央氏は、惜しくも優勝は逃したもののトップ8入りを果たした。阿部氏に世界大会の様子を聞いた。バカルディ・ファミリー

世界大会は、盛大なウエルカム・パーティーで始まった。そこでは約1週間に及ぶ日程の後半2日間に行われるカクテルパフォーマンスの順番を決める抽選もあり、阿部さんは5日目の8番目と決まった。「バカルディ8」をベースとして「TALES OF 8」を創作して本大会に臨んでおり、「8=オチョ」にこだわりがあるため幸先がよい。2日目と3日目には、セミナー受講や蒸溜所を視察してブレンド体験をするなどのプログラムが組まれていた。例えば、過去の優勝者からはモチベーションをいかに上げるかについてのアドバイスがあった。あるいは、パリで4店舗のバーを展開するバーテンダーからは、パリのトレンド、昼間からのアプローチやフードペアリングについてなどのレクチャーがあった。

ロンドンの有名なバー、アルテジャンでヘッド・バーテンダーを務めた当時に多くのアワードを受賞するまでに導いたアレックス・クラテナの講義も受けた。ミクソロジストでもあり、例えば、最新の器材の使い方についても説明があった。クラシックなカクテルを再構築する際、シンプルに見えるカクテルでありながら最新の技術を使って考え抜かれた仕込みを行なっている。

各国のバーテンダーから様々な話を聞き、ロンドンやニューヨークでは、ひとつひとつのカクテルの価値がきちんと評価されていると感じ、カクテル市場の規模の違いを実感した。もともと海外で生まれたスピリッツは、生産国を中心としたライフスタイルに溶け込んでいるが、日本ではまだそこまでは浸透していない。しかし、だからこそまだこれからカクテルの面白さを打ち出していけるのではないだろうか、と考えさせられたという。

多くの刺激を受けたと同時に温かさも感じた1週間だった。バカルディ社は世界最大級のラム会社といわれているが、創業者のドン・ファクンドの時代からファミリー・スピリッツを大切にする空気がある。だからだろうか、「振り返ると家族的な温かさが感じられた」と言う。この大会に出場することで大家族のメンバーになる、というイメージだろうか。(つづく)(Y. Nagoshi)

画像提供:バカルディ・ジャパン

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