「シャトー・メルシャン」が ポートフォリオとパッケージを刷新

【代野照幸社長とシャトー・メルシャン新ポートフォリオのワイン】

“3つのワイナリー構想”を進めているメルシャンが、日本ワインブランド「シャトー・メルシャン」のポートフォリオを刷新し、本年秋以降順次発売する。

 

新ポートフォリオは、「アイコン」シリーズ(5品)を頂点に、 産地の多様性を追求する「テロワール」シリーズ(22品)、和食にも合い日本ワインの美味しさを気軽に日常に届ける「クオリティ」シリーズ(5品)の3つのティアで構成される。

このほど発表会見を行った森裕史マーケティング部長が新ポートフォリオの狙いについて要旨次のように語った。

新ポートフォリオは、これまで分散化していたポートフォリオを3ワイナリー体制にもとづく適地適品種、産地形成に応じてまとめ具現化したもの。

「アイコン」シリーズは、世界トップクラスの産地から生まれる各ワイナリー最高峰のワイン。いわば、“究極の日本庭園”といえるもの。城の平オルトゥス(Ortus、origin)は1982 に開園したシャトー・メルシャンの原点となるワイン。桔梗ヶ原メルロー シグナチャーは醸造家がサインを入れるほど情熱と想いかけたワイン。椀子オムニス(Omnis、All)は2003年開園の椀子ヴィンヤードのテロワールを表現。さらにリヴァリス(Rivaris、River)の名前を冠した北信左岸シャルドネ、北信右岸シャルドネを加え、全5品目で構成。カタログ上の参考価格は6500~1万8000 円。

「テロワール」シリーズは山梨、長野、福島、秋田にある自社栽培・契約栽培畑の厳選した産地の多様性や個性を表現するワイン。価格は2200/2300円~1万2000円。

「クオリティ」シリーズは圧倒的なコストパーフォーマンスにより日常的に日本ワインのおいしさを届けるワイン。これまでアンサンブル、日本の地ワイン、日本のあわなど計16品目に広がっていたものを、藍茜、萠黃、ももいろ、日本のあわ(白、ロゼ)の5品目に集約し、より幅広い方に楽しんでいただくことを目指している。1800円~2160円。

それぞれのワインはシンプルかつ端的にアピールできるデザインを採用し、海外市場やインバウンドに対応して商品名、産地、商品説明の英語表記を追加した。

 

今年5月までのシャトー・メルシャン販売量は13%増

また、代野照幸社長は、同社日本ワイン事業の進捗状況について、要旨次の様に語った。

日本国内のワイン市場は過去10年で1.5倍に伸長したが、現在はやや踊り場状況にある。我が社における今年5月までの販売実績も全体では前年比97%。多分、ワイン市場全体でも同じような状況にあり、今年後半でこれを取り返すのはかなり難しい。価格改定の影響も考えられるが、それにしてもワイン市場は少し冷え込んでいるのが現状だ。低価格化への流れは依然として強いが、一方で1000円以上の中価格帯ワインの販売は好調に推移しており、市場の二極化が一層はっきりしてきた。

こうしたなかで、新たな起爆剤として期待されるのが3年連続で拡大している日本ワイン。今年5月までの我が社日本ワインの販売実績は約1.6万ケースの10%増。この内、シャトー・メルシャンは約1万ケースの13%増となっている。

中期拡大計画では、2027年までに自社管理畑を約76ha まで拡大し、日本ワイン販売量も2017年実績の3.9万ケースから6.7万ケースまで拡大する。これに向けて、勝沼、桔梗ヶ原、椀子の3 ワイナリー体制を実現すべく現在作業を進めている。(以下、略)

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