2015年ボジョレ 現地最新情報 /9月22日付 ボジョレワイン委員会

2015年は、豊かでしっかりとして完璧なバランス。ボジョレにとりとても偉大なヴィンテージ !

 

今年、厳しい暑さと歴史的な日照量のために、ボジョレのぶどう畑は完璧に近い衛生状態を保つことができた。また、特に8 月に少し降った雨のおかげで、ぶどうは素晴らしい条件の中で成熟を終えた。このようにして、生産者はよく熟して小粒で、素晴らしい品質を備え、厚くしっかりとした果皮を持つぶどうを収穫している。

フェノール類の成熟は完璧で、糖度は自然に上昇した。生産者によれば、ボジョレでこのように熟したことは見たことがないという。

一方で、収穫されたぶどうは爽やかさも保っている。アルコール発酵を終えた最初のキュヴェには、熟した果実、しかし火を入れたようなニュアンスは全くない果実のアロマが感じられる。

 

口に含むと、2015 年の豊かさがはじける。丸みがありたっぷりとしているが、バランスを全く失っていない。ワインは並外れて豊かで、豊満で、堅固なタンニンのストラクチュアが長熟の年であることを予期させる。タンニンはきちんと存在しているが、絹のようにしなやかで、すばらしい繊細さを帯びている。

ワインは濃く、深みのある色合いを見せている。2015 年は、2002 年以来で最も色が濃くなる可能性を見せている。色と特にストラクチュアの面で、2015 年は2009 年や、最も古くは1947 年を思い起こさせる。いずれも素晴らしいヴィンテージで、明白な熟成能力を持っていた。

 

2015 年の唯一の懸念事項は、数量である。厳しい暑さと、特に2015 年上半期の乾燥のために収穫量は少ない。2015 年の収穫量は、600,000 hl 近くと見られている(2014 年は約756,000 hl であった)。

 

ワインは、酸、果実味、タンニンのバランスが完璧で、2015 年のボジョレを偉大なヴィンテージとするためのすべての要素が揃っている。

 

9月22日付 ボジョレワイン委員会 プレスリリースより(ニュースソース:SOPEXA JAPON)

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