「メゾン マムRSRV(アール・エス・アール・ヴイ)」の系譜を紐解く 〜その3 ロゼ・フジタをベリー・ベリーで愉しむ〜

今年2018年は、日本人画家で彫刻家の藤田嗣治の没後50年にあたる。それを記念して東京都美術館では大回顧展が開催されている。その藤田がメゾン マムのために描いたバラが首元で静かに咲くロゼ・フジタを、優雅に愉しむ方法をANAインターコンチネンタルホテル東京の佐藤雄介シェフソムリエが教えてくれた。

 

 

今年2018年は、日本人画家で彫刻家の藤田嗣治の没後50年にあたる。それを記念して東京都美術館では大回顧展が開催されている。日本画の技法を油彩画に取り入れた独特のタッチは国内外を問わず多くの人々を魅了する。

 

藤田は1955年にフランスに帰化し、その後1959年にランスの大聖堂で君代夫人とともに洗礼を受けた。洗礼名がレオナール・フジタ。その時に立会人である代父役を務めたのがメゾン マムの当時の社長ルネ・ラルーだった。メゾン マムの敷地内には、今でも清楚な礼拝堂がある。「平和の聖母礼拝堂」あるいは「チャペル・フジタ」と呼ばれていて、設計から内装まで全てフジタが手がけたものだ。壁に描かれた美しいフレスコ画ももちろんフジタによるもので、その絵の中にはルネ・ラルーやフジタの姿も描かれている。

その藤田がメゾン マムのために描いたバラがRSRVロゼ・フジタの首元で静かに咲いている。貴重なこのロゼを、どのように飲めばいいだろうか。実は、そのままでも美味しく飲めてしまう。けれど、ANAインターコンチネンタルホテル東京の佐藤雄介シェフソムリエが教えてくれたベリー・ベリーと組み合わせると、さらに一口、もう一口と後を引くのだ。優雅な午後を愉しみたい、という方たちに是非お薦めしたい。

 

メゾン マムRSRVロゼ・フジタの個性

ANAインターコンチネンタルホテル東京の佐藤雄介シェフソムリエ

佐藤さんは「マム グラン コルドン ロゼは親しみやすいイメージがありますから、お昼間から気軽に仲間と楽しむのによいですね。一方でRSRVは上質で落ち着いた大人のイメージで、お食事と合わせてじっくり飲んでいただきたい」と言う。

「RSRVロゼ・フジタは、抑制された奥ゆかしさの感じられる華やぎがあり、温度帯で表情が変化するので、グラス1杯だけよりも1本をゆっくり飲んでいただくのをお薦めしたいですね」とも。

例えば和食店の懐石料理で合わせた時は、

― 初めは低めの温度8℃ぐらいで、フルートグラスで食前酒として1杯。そして八寸まで進む。

― お椀とお造りに移ると、今度は小ぶりの白ワイングラスで1杯。マグロの赤身やウニにも、とてもよく合ったそうだ。

― 焼き物は、火を入れた魚、そして鴨肉だった。この時には12℃ほどに温度を上げて大きなブルゴーニュグラスで1杯。魚もよいが、鴨の脂と旨味とも素晴らしい相性だった。

その他に、仔羊のロースト、鮎の炭焼きとも好相性だったという。「特に鮎は独特の苦味と爽やかさが、ちょうどロゼ・フジタのもつほのかな苦味とフレッシュ感にぴったりでした」。いずれも高めの温度でワインのように提供した。

 

ベリー類との相性

そして今回、佐藤さんはベリー系果実とロゼ・フジタとの組み合わせを提案してくれた。ベリー類といえば、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、クランベリーなど、今では様々な種類が手に入る。佐藤さんは、どれか1種類のベリーを選ぶのではなくて、一度に複数のベリーで合わせるのがミソだという。多種類のフレッシなベリーを一度に頬張って、それからロゼ・フジタを一口飲む。

「1種類だけのときと違い、香りがふわっと上がってきて、ほんのりと甘みが引き出され、複雑味が醸し出される」、という言葉通りにとても心地よい相性なのだ。どのベリーも色や形、甘みや酸味、食感などがそれぞれに異なる。だから、複雑性を備えたロゼ・フジタにフィットするのだろう。

冷やしたフレッシュなベリー類には、少し冷やしめのフジタがいい。

 

そして、ベリー類を使った食事やスイーツが好きなだけいただけるフェアのアイテムの中から、いくつかお薦めを挙げてもらった。

 

『ベリー・ベリー・スイーツフェア』のブッフェから、ロゼ・フジタとぜひ合わせてほしいお薦めアイテム

食事系

*アップルベーコンとベリーのピザ

*クリームチーズとベリージャムのロールサンド

*パテドカンパーニュ ベリーを添えて

*カシスとカシューナッツのパン・ド・カンパーニュ

スイーツ系

*ミックスベリータルト

*クランベリーとバラのゼリー

*ブルーベリーソフトクリームを使って自分でつくるオリジナルパフェ

 

個人的には、まずそのままのフレッシュなベリー類で合わせる、食事系をつまみ、スイーツでしめる。こんな流れがお薦めだろうか。

休日の夕方から、ロゼ・フジタのボトルを開け、温度とグラスを変えながらゆっくりと進める。まるで名画を愛でるように、とても贅沢な時間が過ごせそうだ。

 

体験できる場所/9月30日まで

『ベリー・ベリー・スイーツブッフェ』

「シャンパン・バー」 ANAインターコンチネンタルホテル東京 3階

11:30〜 /13:30〜 /15:30〜 (全て1.5時間制)

日曜日と9月17日(月)・9月24日(月)は17:30〜も営業

土曜日と9月16日(日)・9月23日(日)は17:30〜/19:30〜も営業

(Y. Nagoshi)

輸入元:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社

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