ことし発売するネッビオーロの試飲会 ネッビオーロ・プリマ2018

ネッビオーロで造るワイン、バローロ、バルバレスコ、ロエロのプリムール試飲会「ネッビオーロ・プリマ2018」が5月14日~17日まで、ピエモンテ州アルバで開催された。ランゲ地方の生産者団体アルベイサAlbeisaが毎年、ワインをリリースする前のこの時期に主催するもので、今年は数えて22回目にあたる。

 

230生産者から約300種のワインが試飲に供された。バローロは2014年産、バルバレスコとロエロは2015年産である。これまでよりテイスターの数を絞って規模を小さくし、会場もアルバ市内のホテルに移して実施された。

 

バローロ2014

2014年はイタリア全土が雨に遭った年で、バローロでは夏も雨勝ちの涼しい日が続いた。穏やかな冬、やや早めの春の訪れ、ここまでは順調だった。ところがその後は雨の日が多くなり、7月には豪雨に見舞われ、バローロの一部では雹の被害もあった。その後、天候は回復したので晩熟のネッビオーロはいくらか持ち直した。水はけのよいクリュのブドウは素晴らしい出来だった。また、こまめに薬剤散布をして、除葉摘房の作業に時間をかけ、収穫時にも腐敗果をていねいに選別した生産者のワインも良い出来だった。

 

2014年バローロは、それぞれの生産者の平年作に比べて少し劣る品質だった。バランスが良くすでにしなやかな味わいになっている。フローラルでベリーなどの香りがありフレッシュだ。ただ、バローロの生産者の中には、「2014年はとても良いヴィンテージだ」というものもいる。たしかに試飲したボトルの中には、これも同じ2014年産だろうかと思わせる力強いワインもあった。

 

〈ブラインド試飲で特に印象に残ったバローロ〉

Giacomo Borgogno / Barolo ハーブ、フレッシュな赤い果実、フレッシュな口あたり、軽快できれいな酸味、目の詰まったタンニン。

Cascina Boschetti Gomba Sernìe Boschetti / Barolo 熟したフルーツ、バニラ、甘草、アタックはやさしく爽やか、厚みと力強さがあって余韻が長い。

460 Casina Bric Bricco Delle Viole / Barolo 乾燥したハーブ、赤い果実、アタックはやさ

しく酸味がきれいでエレガントなタンニン。ミディアムボディ。

 

つづきはWANDS 2018年9月号をご覧ください。
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