特集・イタリアワイン 日本市場動向 スティルワイン輸入量8.9%減 スパークリングは8%増

2018年1月〜10月のイタリアワイン輸入量は299万ケース、前年同期比91.1%。12月25日現在の財務省関税局発表のデータと関係者への取材を併せて2018年のイタリアワインの動きをまとめる。

2017年のイタリアワイン輸入量は過去最高を記録した2012年の402万ケースを上回る勢いだったが、残念ながら11月の輸入量が少なく393万ケースにとどまった。それでも2012年に次ぐ量であった。一転して2018年は、ワイン市場全体の動きと歩調を合わせて減少傾向をたどり、約358万ケースになったと思われる。

 

販売状況

輸入量は8.9%と前年同期を大きく割り込んでいるが、各社に販売状況を聞くと、それほど感触は悪くなかった。

「数量・金額ともにスティルワインは98%ほどだが、スパークリングは105%超」

「スパークリングが109%と伸び、ワインと合わせて105%。価格がリーズナブルで品質が高い業務専用商品には20%増加したものもある」 「11月末現在の前年同期比で100%。年末の着地予想も同様だ」

ただ、業態による違いはある……。

つづき(業務用需要の不振/2018年の価格改定/夏の酷暑と自然災害/泡の伸長/2019年の動向)はWANDS 2019年1月号をご覧ください。
1月号は「ブルゴーニュワイン、イタリアワイン、ウイスキー」特集です。
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