シャトー・ブラーヌ・カントナック ヴァーティカル試飲

アンリ・リュルトンがオーナーを務めるマルゴーのシャトー・ブラーヌ・カントナックから、コマーシャル・ダイレクターのマリー=エレーヌ・ドゥセシュ氏が来日し、ヴァーティカル試飲とともに近年の変化を説明した。

ブラーヌ・カントナックは、リュルトン家が4代にわたり継承している。チリ、南ア、ニュージーランド、オーストラリア醸造経験を積み1989年にボルドーへ帰ってきたアンリが、1992年に父の引退に伴い引き継いだ。10人兄弟のうち3人でシェアしていたが、2004年から100%シェアホルダーになった。

2006年から栽培エンジニアを雇い、正確な土壌分析を始めた。畑は70haあり、シャトーの目の前の35haが最も条件がよい「ル・プラトー」で、標高22mと一番高いなだらかな丘だ。12mと深い砂利の層があり、下層は粘土混じり。水はけがとてもよいので、大西洋からの影響があり雨や湿度の問題があるボルドーには最適だ。

裏の畑「カラビン」も似た土壌で、カベルネ・ソーヴィニヨン(以下CS)主体で残りはメルロ(以下MR)。もう1か所の「ビハインドザパーク」は、より砂と砂利が多く平坦な畑。

全体の栽培比率は、55%CS、MR40%、カベルネ・フラン(CF)4-5%、プティ・ヴェルド(PV)とカルムネール(CM)をほんの少しずつ。CM は、2007年に植えると決めた。インディアンサマーが増えるなどの気候変動が理由。日照量が必要な品種で、ボルドーではかつて諦められたが今では栽培法もわかりきちんと成熟する。CMは完熟しないと植物的なアロマが出るが、熟すと色もスパイスも素晴らしくCSの次の品種とも言える。1%だけ植えた。加えて、セミヨンとソーヴィニヨン・ブランを最近少しだけ植樹した。今年か来年には白ワインが造れるかもしれない。(Y. Nagoshi)

 

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