アサヒビールの2019年ワイン事業方針

2月19 日、アサヒビールが2019年のワイン事業方針を発表した。

エノテカを含むアサヒグループの2018 年ワイン事業実績は、前年比102%、422 億円だった。2019年は売上高3%増の435億円を目指す。

 

2019 年市場は、
①日欧EPA 発効によるEU 産ワインの関税撤廃
②インバウンド需要のさらなる拡大
③東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた機運の高まり
④改元、10連休、ラグビーワールドカップの開催など、

ワイン市場の活性化につながるチャンスの年であるとアサヒビールは見ている。
女優の米倉涼子を2019 年アサヒワインアンバサダーに起用する。

それぞれの商機にあわせて新商品の発売を計画している(一部はすでに発売したものもある)。

 

<日欧EPA発効の商機への対応>

3月1日から欧州産ワイン40アイテム(ガンチア、カザル・ガルシアなど)の価格改定(値下げ)を実施した。2 月19日にはスペインワイン「ロス・モリノス」の新商品2アイテムを導入した。3月26 日にはロス・モリノスのバッグインボックスをリリースする。

 

<基幹商品アルパカの新商品>

昨年140万ケースを販売した従来の商品群に、プレミアム・ピノ・ノワール(2月13 日発売)、オーガニック赤・白(3 月19日発売)を加え、ワイン飲用層や飲用シーンの拡大に取り組む。

<伸長するサントネージュワイン>

国内製造ワインの分野では酸化防止剤無添加ワインの市場が広がっており全体の約40%を占めて最大のカテゴリーになっている。3月12日、この分野に「酸化防止剤無添加のやさしいワイン赤・白」を新発売する。

このワインは甘み、渋み、酸味、香りのバランスがよくアルコール分を9%に抑えている。口当たりがよく食事にあうやや辛口のワインだ。

一方、昨年は108%と伸長したサントネージュの日本ワイン。北海道余市町にブドウ畑2ha を追加取得して合計7ha に拡大した。また、二木町のNIKI Hillsヴィレッジ社とワイン製造・ブドウ栽培に関する包括業務提携を結んだ。今後も農地を増やし10haの自社畑所有を目指し、2025 年には2万ケース(現在は約7,000 ケース)の生産規模に拡大する計画を立てている。

 

<ファインワインの取り組み>

中高級ワインの4ブランドを重点的に販売する。それは、ルイ・ラトゥール、ランソン、ミッシェル・リンチ、ビニャ・レイダで、いずれも頭文字が「L」であることから「4L」として注力する。エノテカ社との協働の取り組みをすすめ、セミナーやイベントを開催する。またJSAのソムリエ資格取得、WSET の資格取得など人材の育成につとめその基盤を活かしてファインワインの拡販をはかる。

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