見本市 ミレジーム・ビオ 前回を20%上回る1200ドメーヌが出展

ビオとビオディナミのワインだけを集めた見本市『ミレジーム・ビオ』(Millesime Bio)が1月29日から31日までモンプリエの見本市会場で開かれた。1993年に始まった『ミレジーム・ビオ』は年々規模を拡大してきた。26回目の今年の見本市では、ワインだけでなくビール、スピリッツ、シードルなどの生産家にも門戸を開いたこともあり、昨年より約20%多いの計1200ドメーヌが参加し会場面積も拡大された。また入場者も前年に比べ約10%増えた。次回は2020年1月27日から29日に同じ会場で開かれる。

出展ボトルは公式な認定を受けているものに限られ、認可されていないボトルはもちろん転換中のものも展示することはできない。また、一本ずつ証明する書類を出展者に提出することが義務づけられている。開催期間中に主催者の委託を受けたエコセールが出展ブースを回り、証明書を元に検査・監督に当たっている。一般のワイン展示会とは異なり、ブースの装飾が一切無く、ドメーヌの規模、アペラシオン、地域、生産国などに関わらず全ての出展者に同じ面積のシンプルなテーブルが一律に割り当てられているのがこの展示会の特徴だ。また、主催者が出展位置をランダムに指定するため、テーブル番号を出展者リストで照合しながら訪ね歩くことになり、それが返って意外な発見に繋がる事が多い。

見本市『ミレジーム・ビオ』に先立って、毎年出展ボトルを対象としたコンクール「チャレンジ・ミレジーム・ビオ」が開催されている。今年は世界最優秀ソムリエで、フランスソムリエ協会会長のフィリップ・フォルブラック氏が審査員長を務め、約1500本のエントリーボトルの中から金、銀、銅合わせて465本を選んだ。(Toshio Matsuura)

 

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