ペリエ ジュエ ベル エポック 2012 3月中旬ごろよりリリース開始

ペリエ ジュエの象徴的な存在である「ベルエポック」の新ヴィンテージが3月中旬ごろから出荷される。7代目最高醸造責任者 エルヴェ・デシャン氏が来日し、金沢の老舗料亭「つば甚」で世界に先立ち2012年を披露した。年始よりペルノ・リカール・ジャパン の代表取締役に就任したノジェム・フアド氏、マーケティング・ディレクターのヤン・ソネン氏らも参加し、最高傑作のひとつである2012年を祝う賀宴となった。

2012年ヴィンテージ

シャンパーニュの2012年は、素晴らしいヴィンテージのひとつに挙げられる。(中略)

エルヴェ・デシャン氏は、ペリエ ジュエにとっての2012年をこのように説明した。

「シャルドネもピノ・ノワールも素晴らしい出来だった。(中略)ベル エポックを造るのに相応しいヴィンテージだと感じた」。(中略)

香りや味わいの特徴は「素晴らしく豊かな味わいでありエレガント」という言葉が象徴している。「まず春を思わせる白い花の香りがする。アカシアの花のようだ。その後にハチミツの香りが重なる。白桃や洋ナシをいった果実、熟していてシロップの中にさっと通したような果実の香り。そして、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類の爽やかな香り。最後に、バターやブリオッシュのような香ばしさも。口当たりはフレッシュだが決して刺激的ではなく、何よりも口の中に長く余韻が続くので、日本の料理ととても相性がよい」。

敢えて今までの他のヴィンテージと比較するならば「2004年に似ているだろうか。2008年ほどの酸ではなく、2006年のような豊満さではない」。適度なフレッシュさと程よい豊かさによるバランスが素晴らしい。

伝統の回合 

金沢の「つば甚」は、多くの重鎮や文人が訪れたことでも知られる老舗の料亭だ。鍔(つば)家は、加賀百万石の礎を築いた前田利家が、尾張に居を構えていた頃から代々お抱え鍔師として仕えていた。そして3代目の甚兵衛が、いわば二足の草鞋で営み始めた小亭・塩梅屋「つば屋」がここの前身になったようだ。宝暦2年、1752年からだというから既に260年以上の歴史がある。メゾン「ペリエ ジュエ」の創業が1811年だから、それより半世紀ほど前のことだ。今回、この金沢の地で2012年ヴィンテージの披露会開催を決めたヤン・ソネン氏は、このように語った。

「美しい時代という名前のベル エポック、その新ヴィンテージがリリースされる瞬間は、私たちにとって新しい時代の幕開けでもある。そして、世代を超えて継承してきたものを振り返る時でもある。私たちの務めは、シャンパーニュで皆さんを魅了すること。皆さんの心を揺さぶりインスピレーションを与えるよう、連なる白い花のブーケを準備した」。大広間の中央を、ベル エポックを想起させる白い花が飾っていた。様々な花は前日にしつらえられ、ちょうどこの日の披露会が始まる時間に合わせて花が咲き始めるようにセッティングされていた。だからその空間に入ると、ペリエ ジュエを象徴する香りのひとつである白い花の香りが迎えてくれたのだ。

「つば甚」では、治部煮や大鯛から蒸しといった金沢の伝統的な料理、そして調理するにも許可が必要で金沢県内でしか食べられないというフグの子の粕漬けなども出している。まさに時代を超えた文化的な料理だ。200年以上の歴史が回合した2月半ばのその日は、雪つりのある庭で春の花が咲き始めていた。(Y. Nagoshi)

 

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