ボランジェ買収後も独立した家族経営を続ける、ロワールの「ラングロワ=シャトー」

Crémant de Loire Réserve 2007 品種構成はNVと同じくシュナン・ブラン60%、シャルドネ20%、カベルネ・フラン20%。瓶詰めは2008年、デゴルジュマンは2014年と6年間熟成させ、フレッシュ感とともに複雑な味わいが特徴。

 

Crémant de Loire “Quadrill” Extra Brut2007 キュヴェだけを使用し、ドザージュは4g。“カドリーユ”はもともと4人の騎手が馬とともに四角い形をした隊列を作って演じる軍事パレードのこと。このワインは4つの畑の4品種の葡萄から造られている。最初のヴィンテージ93年当時は樹齢の高いカベルネ・ソーヴィニヨンが使われていたが、07年以降はピノ・ノワールを使うことで繊細さを出している。

 

ボランジェが参画して以降、何が変わったのか。

「両メゾンのシェフドカーヴは日頃から技術交流を行っているが、キュヴェとタイユを分けること、そしてリザーヴワインを使うことは、ボランジェ社から教わった」と、ド・フージュルー氏。ラングロワ=シャトーでは現在、シュナン・ブランだけをタンクで発酵熟成させ、全体の5%ほどの分量でリザーヴワインを造っている。(M.Yoshino)

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