ペネデス新世代のひとり ビニェス・シングラスのイグナシ来日

ビニェス・シングラスの拠点はペネデスのビラフランカ近くにあるパクス村で、500m先にはトーレスの大きな館があるという。120haの敷地のうち34haがぶどう畑で、1405年からずっと栽培を続けてきた一族だ。他にもオリーブ、アーモンド、穀類、蜂蜜なども生産し、ぶどうは大手カバ生産者へ販売していた。イグナシの代になり2011年から自らワイン造りを始めることにした。

畑の95%が在来品種で、マカベオ、チャレッロ、パレリャーダは古木で、他にグルナッシュ白、チャレッロ赤、スモイ白、モナストレル、テンプラニューリョ、メルロがある。

 

多くのアイテムは亜硫酸を添加しておらず、アンセストラルによるペティアン・ナチュール、オレンジワイン、栗樽熟成、使用しなかったピエ・ド・キューブを瓶詰めしたものなど、自由気ままに造っており毎年アイテムが変わるなど忙しい人だ。ただ、欠点のあるワインは一つもなかった。

話を聞くと、多くの産地を訪れ多くの人と話をし、試飲して、学び試行錯誤してきたようだ。健全なぶどうを得るために毎日数回畑を歩き手入れをし、セラーでも毎日試飲をする。今、どこで何が起こっているのかをこまめに観察して対処している。細やかに手を施すナチュラリストによるワインを、内容をよく理解したうえで丁寧に取り扱う売り手が販売するであれば消費者も安心して飲めるわけだ。 (Y. Nagoshi)

 

続きはWANDS2019年2月号をご覧ください。
2月号は「ビール、WANDS400号のあゆみ、ジョージアワイン」特集です。
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