2021年にボデガス・ビルバイナス120周年、2022年はコドルニウ150周年

2021年はボデガス・ビルバイナスが120周年を祝い、2022年はコドルニウが150周年を迎える。コドルニウ・グループは、複数ワイナリーの特別キュヴェを紹介するスペシャルウェビナーを各国へ向けて同時にライブ配信した。ラベントス・コドルニウのCEO、セルジオ・フスター氏は冒頭、「150周年を迎えるにあたり、歴史を振り返りルーツに立ち返る」と述べ、周年を祝う様々な企画を準備していると語った。

5ワイナリーからの6銘柄は、ビルバイナスのテクニカル・ディレクターであるマイテ・カルボ・デ・ラ・ボンダ氏、チーフ・ワインメーカーのディエゴ・ピニーリャ氏が説明した。

ラベントス・コドルニウのCEO、セルジオ・フスター氏。

 

 

「コドルニウ・キュヴェ・ホセ・ラベントス2015」

これは、2022年春にローンチする新銘柄。ペネデスの最高の畑の最高のブドウのみを厳選。ピノ・ノワールとシャルドネ各35%、マカベオ、チャレロ、パレリャーダ各10%。5年以上瓶熟成。

「私が入社した2007年当時は、カバは早飲みとしか考えられていなかったが、私は熟成可能性もあると信じていた。この通り、今でもまだ若々しい!白い花、フォライフルーツ、スパイスやトーストも香り、複雑性がありまだ熟成可能」と、ディエゴ・ビニーリャ氏。

蜜リンゴ、アップルパイや洋ナシ、ほのかなトーストが香り、フレッシュでドライで余韻がミネラリー。マジパンのような香りも。

「ラベントス・ダレリャ ラ・ビニャ・デル・ムジク2019」

スペイン最小のDOで、バルセロナから近い海沿いの立地。DO内には9ワイナリーのみで合計223haだけだが、1953年からのDO。サウロ(風化した花崗岩)で標高160m。樹齢100年の単一畑のパンサ・ブランカのみで、300本のみ生産。1981年からパンサ・ブランカの個性を最大限に活かすワイン造りを目指していた。とてもエキサイティングなプロジェクト。パンサ・ブランカはチャレロとは特性が異なる。「カン・マトンズ」という昔ながらの小さな建物があり、全体では2万本ほど生産可能だが、その中から選んだ区画。1樽分2〜3か月かけてゆっくり発酵させた。独特のミネラル館、エレガンス、ドライな味わい、そして綺麗な酸が特徴。

ビルバイナスのテクニカル・ディレクター、マイテ・カルボ・デ・ラ・ボンダ氏。

 

「ビニャ・ポマール ガルナッチャ・ブランカ2019」

ビニャ・ポマールは1901年創業のリオハの老舗。また、ハロで最大のブドウ畑の所有者で、シャトースタイルのように醸造所の周囲に250haの畑を所有。また、広いだけでなく最高の場所に畑を所有している。1904年が初ヴィンテージで、クラシックなワイナリーだがアプローチは革新的。リオハでは、白ワインはビウラの方が知られており、ガルナッチャ・ブランカは伝統品種にもかかわらず陰の存在であった。そのため、スポットを当てようと2019年が初ヴィンテージ。ハロの自社畑のぶどうを早朝手摘みし、コンクリートタンクで発酵。発酵期間が長く、その間の温度を一定に保つこと、酸化を防ぎ、香りを保ち、SO2を最小限にとどめるためにコンクリートタンクは重要。4か月シュール・リーを施してから、フレンチオークの3,200ℓのフードルで4か月熟成させてまろやかさを醸し出す。白い花、アプリコット、リンゴのアロマで、エレガントでバランスよく、少しアーモンドの香りも。クリーミーな酸と塩っぽい余韻も特徴。1,200本のみの生産。

「ライマット トゥロン・デ・ラ・プレタ2019」

ライマットはDOコステル・デル・セグレにあり、カタルーニャでも北西部の内陸に位置する。合計で4,038haのうち、ライマットは2,200haを所有。標高は200〜1,000mで大陸性気候。アロマが高く、酸も高く、アルコール度数も高い凝縮したブドウが収穫できる。ライマットは国際品種を積極的に栽培し、すでに90%以上がオーガニック認証を取得しており間もなくすべてに。「トゥロン」は丘陵地を意味する。広大な畑を区画ごとに分析し、特徴ある単一畑にフォーカスした。このトゥロンシリーズは、丘の上の標高の高い区画のテロワールを表現した。土壌は石灰質が豊かで、硬く貧しい。白はシャルドネ100%で、6,695本のみ生産。剪定や芽かきで収穫量を制限したブドウから厳選し、1,000ℓと2,000ℓのフードルで12か月熟成させ複雑性を加えたら、テロワールを隠さない程度に。エレガントで一体感のある、これまでのキュヴェとは異なるシャルドネの姿。

チーフ・ワインメーカーのディエゴ・ピニーリャ氏。

 

「ライマット トゥロン・デ・バルコルバ2018」

赤はカベルネ・ソーヴィニヨン100%。2週間マセレーションし、フードルで20か月熟成。よく成熟した果実と綺麗な酸バランスが良い、長期熟成型。

「レガリス ペニャランダ・デ・ドゥエロ2017」

リベラ・デル・ドゥエロのレガリスでは、伝統的なクリアンサ、レセルバ、グラン・レセルバも造っているが、これは6年前からの新たなプロジェクトでテロワールにフォーカスした、「ビノス・デ・プエブロ・コレクション」。3つの異なる村のブドウで3つのワインを造り始め、2017年が3ヴィンテージめ。他には、Alcubilla de Avellaneda、Moradillo de Roaがある。ペニャランダは、ブルゴスの東部でソリアに近い、標高900mでエクストリームな気候の場所。3区画合計1.3haの樹齢70〜90年のブドウ。土壌は石灰岩と砂。2017年は春の遅霜と夏の干ばつにより、収穫量が低かった。凝縮した黒い果実、エレガントで心地よいテクスチャーが特徴。

左から<Raventós d Alella> Alella La Vinya Del Músic 2019、 Legaris Peñaranda de Duero 2017、<Codorníu> Cdorníu Cvée Josep Raventós (ラベルデザインは仮のもの)、<Viña Pomal> Viña Pomal Garnacha Blanca 2019、 Raimat Turons de Vallcorba 2019、 Raimat Turons de la Pleta 2019

 

「コドルニウの特徴は、たとえ慣習や社会的な圧力に逆らう必要があったとしても、人々が夢を追いかけ、自分にとって本当に大切な道を進み、自分自身をより良く感じ、人生を全うすることを奨励することです。たとえ、慣習や社会的な圧力に逆らう必要があったとしても。それは、友人や愛する人と祝うに値する人生を送るための、前向きで精神的な姿勢なのです」と、CEOのセルジオ・フスター氏が締めくくった。

(Y. Nagoshi)

関連記事

ページ上部へ戻る