ワインを祝うFENAVIN2022 ラ・マンチャ気鋭の造り手たち

「ワインの湖」とも称されるカスティーリャ・ラ・マンチャ。
「マンチャ」とはアラビア語で「乾いた大地」を意味する。
ここで国際スペインワイン展FENAVINが、2022年5月10日から12日の3日間で開催された。
専門家が語ったスペインワインの美点や今注目すべき品種など、現地で得られた情報をレポートする。

取材・文 宮田 渚

FENAVIN(Feria Nacional del Vino,フェナビン)は、2年に一度開かれるスペイン最大級のワイン見本市だ。開催地はカスティーリャ・ラ・マンチャ州シウダー・レアル県の県都シウダー・レアル。同州は世界最大面積の原産地DOラ・マンチャを抱え、州のワインの年間生産量は2,300万hlでスペイン全体の6割を占める。世界のワイン総生産量の9%近くに当たる。イベリア半島中央部の高原に位置するこの地方は典型的な大陸性気候で夏は非常に乾燥して暑くなり、現地シウダー・レアルは5月でも、昼は30°Cを超えていた。町の郊外にはブドウ畑が果てしなく広がっている。

雑誌寄稿、コンクール審査等で国際的に活躍するペドロ・バジェステロスMWは、2021年11月、スペインワインを地理、歴史、品種から体系的に説く著書『Comprender El Vino』を刊行した。

 

続きは、WANDS 9月号
【特集】オーガニックワイン2022 さらなる旨さを求めて こだわりのビールで活性化へ
をご覧ください。
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