2016年フランスワインの作柄

フランス農業省が2016 年11 月1 日現在のフランスワイン収穫予想を発表した。

10 月時点の見込みより幾分上向きに修正されたが、2015 年比10%減、平年比6%減と依然として収穫減予想が続いている。

 

全体で4319 万hl(約4 億8,000 万ケース)は過去30 年で最も少ない。全カテゴリーで2015 年を下回っており、とりわけオー・ド・ヴィ用ワイン20%減、AOP、IGP 以外のワイン(旧ヴァン・ド・ターブル)21%減が目立つ。

 

減少の主な要因はシャンパーニュ、ブルゴーニュ、ロワールなどの春霜と地中海沿岸の干ばつだが、シャラント(コニャック)、ブルゴーニュ・ボージョレ、ラングドック・ルシヨンの雹害も生産量減少につながった。さらに、ロワール、シャンパーニュに被害をもたらしたベト病が生産減少に追い打ちをかけた。

 

気候不順が続いたため葡萄栽培地で生産量に大きなバラツキがでた。地中海地域を除き夏の初めに雨が降ったが、夏は全体に乾いた天候で、9 月初めの猛暑で葡萄の成熟が一時的にストップした。その後、9 月半ば以降の雨が干ばつを解消し、収穫前の葡萄樹を潤して色づきを促進した。

 

西部地域で収穫の初めに腐敗の兆候が見られたが蔓延はしなかった。収穫後半はよい天候が続き、良好な衛生状態の下で成熟を待つことができた。収穫時期は全体に夏の初めの成熟の遅れが影響して遅くなった。しかし、猛暑による干ばつの後、葡萄の生育に必要な時期に雨が降り、その後は好天がつづいたため、前回より収穫量は上向きに改定されている。

 

地域別の収穫見込みは以下の通り。

<シャンパーニュ> 23%減

<ブルゴーニュ、ボージョレ> 20%減

<アルザス> 18%増

<ロワール> 31%減

<コニャック> 20%減

<ボルドー> 7%増

<シュッド・ウエスト> 前年並

<ラングドック・ルシヨン> 10%減

<プロヴァンス> 1%増

<コルシカ> 6%減

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