ブルガリアワインロゴダジ LOGODAJ

三菱食品は、ブルガリアのワイナリー「ロゴダジ(LOGODAJ)」のワイン6品目の輸入販売を開始した。

ブルガリアは4000年以上遡る昔から、トラキア人によってワインづくりが行われてきた。世界最古のワイン文化をもつ生産地のひとつだ。1960年代からカリフォルニアの設備と技術を導入し、世界各国に輸出を展開。1970年代半ばにおける日本のバルクワイン輸入量ではその70%がブルガリア産だった。さらに、1989年の民主化以降はヨーロッパ各地から資本進出がはじまり、ワイン法も改正されるなど品質向上が一段と進んでいる。

「ロゴダジ」はブルガリア南西部、ギリシャとマケドニアに国境を接するストゥルマ・ヴァレーに、1994年に設立されたワイナリー。年間生産量は約350万本で、ブルガリア国内ではトップ10にランクされる。75ha におよぶ自社畑の葡萄から全生産量の約60%をまかない、残り40%を占める他社畑の葡萄も同社の管理下で栽培を行っている。

品種別作付面積をみると、一番多いのがストゥルマ・ヴァレーで古くから栽培されている固有の黒葡萄品種メルニク(Melnik、Shiroka Melnishka)20ha で、以下、シャルドネ、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、ヴェルメンティーノと続く。このメルニク種とルービン種(ブルガリアで1944年に、ネッビオーロとシラーを交配して造られた)を使ったワイン造りにおいて、ロゴダジは第一人者的存在といわれている。

2010 年から醸造責任者を務めているのは、リッカルド・コタレッラの右腕としてイタリアやフランスでワイン造りを行ってきたムラッド・オウダ氏。

「ブルガリア南西部は冬がとても寒く、夏は暑く乾燥している。そして、成育期における昼夜の寒暖差が15~16℃もあり、色乗りの良い赤、フローラルな白ができる。自分がワインづくりに参画する前に試飲したところ、高品質ワインを生み出す可能性を秘めたテロワールをもっていることを確信した。しかし、造り手としての問題はメンタリティにあった。そのため、量より質を重視し、飲み手の立場に立ったワインづくりを進めるべく、醸造チーム全体が一丸となって様々な面で改革を進めてきた」という。

その主な特徴は、①全て手摘みで小さなバスケットに入れてワイナリーに運び、人の手により選果を2回行う。②メルロやルービンのワインは、アマローネのように陰干しした葡萄を10%ほどブレンドする。③徹底した樽の管理と、シャルドネは12~18か月間バトナージュを実践する、といったことにある。(M. Yoshino)

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画像:CEOのペーター・ドロサンスキー氏(左)とムラッド・オウダ氏

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