傑出したバローロを造るヴィエッティ ルーカ・クッラードの限定セミナー

 

数々のクリュ・バローロを生産するヴィエッティViettiのオーナー兼醸造家ルーカ・クッラード・ヴィエッティが、広報を担当するエレーナ夫人とともに来日した。11月14日、輸入元のフードライナーが東京・西銀座のビスケッテリア・イントルノで試飲セミナーを開催した。

 

ルーカ・クッラードはヴィエッティの5 代目にあたる。ブドウ畑はバローロのど真ん中に位置しており、カンティーナには1873年のボトルが残っている。1870 年代に祖先が米国にわたり、35年間の滞在の後、1917年にバローロに戻って農園を継いだ。当時としては先見の明があり、世界を見た知識のある農夫だったといえる。

クリュ・バローロを当時から考えており、それから100年経った現在の地図の上でバローロには167 の区画(リューディ)がある。そしてその中に(バローロのクリュに級別は無いが)実質的なグランクリュが20ほど、プルミエクリュが40ほど含まれている。これは私見ではなく第三者も認めていることだ。そのグランクリュ20のうちヴィエッティは15 のクリュを所有している。

 

有機栽培を実施し、自社ブドウだけでワインを造る。つねに高品質ワインをめざしている。ヴィエッティの自社畑は全部で35ha。その内訳はバローロ11ha、バルベラ・ダルバ10ha、バルベラ・ダスティ8ha、ドルチェット2.5ha、モスカート3.5ha である。これらはカスティリョーネ・ファレット、バローロ、ラ・モッラ、セッラルンガ、ノヴェッロ、アリャーノ・ダスティ、カスティリオーネ・ティネッラ、モンフォルテ・ダルバの各村にある。

 

1961 年以降、バローロではクリュワインを造る動きが進行した。父・アルフレードがロッケ・ディ・カスティリオーネをボトリングしたのが始まりだった。所有する15のグランクリュのうち4 つのクリュは毎年造っている。

 

収穫の3年後にボッテ(大樽)からワインを試飲し、クリュ名を名乗ることが適うものだけを選抜し、残りはデクラスする。当日は6 種のクリュ・バローロを試飲した。以下、3 つのクリュの2014 年産を紹介する。

2014 年は冷涼な年で収穫期が遅くなった。地球温暖化現象によってバローロの収穫も徐々に早くなっているが、この年は1960年代、1970年代のように晩秋の霧(ネッビア)が立ち込める頃に収穫したトラディッショナルなヴィンテージといえるだろう。試飲ワインはすべてネッビオーロ100%。

 

つづきはWANDS 2019年1月号をご覧ください。
1月号は「ブルゴーニュワイン、イタリアワイン、ウイスキー」特集です。
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