WANDS BUYER’S GUIDE スペイン&ポルトガルの アルバリーニョ

スペインのガリシア地方、ポルトガルのミーニョ地方を代表する白品種、アルバリーニョ。近年は日本でも日本海側を中心に栽培されるようになってきた。今回はスペイン、ポルトガルのアルバリーニョを集め試飲、その特性を探る。なお、オレンジワインが1本あり、同じ俎上に乗せることが難しいことから番外として点数はつけず、最後にコメントのみ掲載している。また、ポルトガル語のつづりは”Alvarinho”なので本誌表記では“アルヴァリーニョ”とすべきところだが、紛らわしいのでスペイン語表記の“アルバリーニョ”で統一した。

構成:柳 忠之

柳忠之(以下、柳):今回は名越さんからの強いリクエストで、テーマをアルバリーニョにしました。まずその理由を教えていただけますか?

名越康子(以下、名):若い時のアロマの魅力、爽やかな酸などから、日本の食生活にも合い、もう少し知られても良い品種だと思っていました。それに今、日本のワイン産地でも植樹が進んでいる品種なので、ここで一度本場のスタイルを確認しておくべきと考えたんです。

柳:別府さんとしてはスペイン、ポルトガルにおけるアルバリーニョのポジションをどう考えていらっしゃいます?

別府岳則(以下、別):双方とも赤がメインの国にあって、アルバリーニョは一番の高貴白品種と認知されてます。とくにポルトガルではモンサォン・イ・メルガッソで注目を集めた後、南の方、例えばアレンテージョでも植えられるようになりました。新たな可能性のある品種として、南の生産者は大きな期待をかけていますね。

 

続きは、WANDS 9月号
【特集】オーガニックワイン2022 さらなる旨さを求めて こだわりのビールで活性化へ
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