シュイィのシャンパーニュ「R & L ルグラ」より、オシャレなエクストラ・ブリュット登場!

シャンパーニュ地方のシャルドネの聖地コート・デ・ブランの北部、シュイィ村の小さな造り手「R & L ルグラ」より、ジュリアン&ステファニー・バルビエ夫妻が来日した。オシャレなエクストラ・ブリュットの披露のためだ。ボトルの底をちょっと上げてみると、そこにはヴィヴィッドな赤が。まるでどこかのブランドのハイヒールのようだ。

 

legras畑は自社畑5haと契約畑10haで、いずれもシュイィ村だけとこだわっている。葡萄栽培は2世紀以上前から始めていたが、祖父が第二次大戦後に瓶詰めを開始し、父の代でレストラン市場を開拓した。トゥール・ダルジャンをはじめとするミシュランの星つきレストランのハウス・シャンパーニュであったり、多くのPBラベルを製作したり、現在でも生産量の80%が業務専用だ。

 

PBラベルは、先方からの要望通りにする場合もあるが、90%はステファニー夫人がデザインしているという。今回お披露目された「エクストラ・ブリュット」もそうで、一見しただけでは気がつかないが特殊な製法で瓶底に赤色を焼きつけてある。

「ルグラのロゴが赤だから」というが、ジャケットの裏地が柄物であったり、クリスチャン・ルプタンのハイヒールのレッドソールであったり、そういう遊び心を感じさせるデザインだ。

 

中身はもちろんブラン・ド・ブラン。シュイィのシャルドネ100%で、ベースとなるヴィンテージは2012年。「とても良い年で、酸と糖のバランスが素晴らしかった」という。10%のリザーヴワインは2011年で、ドザージュは4g/ℓ。フレッシュな柑橘類の香りが心地よく、アタックはなめらかだが、エクストラ・ブリュットらしいかっちりとした酸とミネラル感が余韻に残る。

わずか5,000本の限定生産のため、気になる方はお早めに。(Y. Nagoshi)

legrabottles

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