カリフォルニア「リトライ」のテッド・レモン氏が語るバイオダイナミクス農法

2)西洋の農業変化の結果

数千年間変わらなかったものが、ここ数百年で大きく変化した。更に、工業的な、経済的な理論に基づいた農業へ移行した。最大限に入れ大量に生産する方法で、土地を再生しなくなった。最も重要な変化は、農民が働きに出るようになったこと。目的は生き残るためでなく、お金を得るため。結局、1984年までに、90%の人類は40種類の動植物と、5,000もの化学物質を食べるようになってしまった。

こういった変化に対して、1924年に、シュタイナーの理論が書籍として出版された。シュタイナーは、政治的にも、社会的にも、経済的にも食べ物が死んでいると警告した。

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4)ワイン造りにおけるバイオダイナミクス

普遍的なバイオダイナミクスの方法のひとつに500や501など「調合材」がある。実践して、これらを使う周期が重要だとわかった。月の満ち欠け、月の上昇や下降、月と土星の位置関係といった周期がある。アメリカでは満月の時に500番を与えるが、ニュージーランドでは月が下降する時期がよいようだ。重要なのは、リズムよく実践すること。

大切なのは、その場所に適した条件に合わせて生物の多様性をより広げること。農業者が意識的に畑に向き合うと、霊的なものが畑に宿り、更に畑に耳を傾けるようになる。農家は、天体のリズム、宇宙の周期、季節の移り変わりを尊重し、祝わなければならない。春分や秋分といった周期と植物の世界は密接に関係しているから。(Y. Nagoshi)

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