ジョニーウォーカー 新シリーズブレンダーズバッチが日本上陸

世界№1スコッチウイスキー『ジョニーウォーカー』( 以下、JW)の新シリーズ「ブレンダーズバッチ」がいよいよ日本上陸した。キリンビールでは、その第一弾となる「トリプルグレーン アメリカンオーク10 年」を11 月28日より数量限定発売した。

 

新シリーズは、JW の12 名のブレンダーが、既成の価値観にとらわれず、豊かな経験や個性に基づいて、思い描くブレンドを形にしたクラフトマンシップ溢れる商品をラインナップする。その実現には、約800 万樽のストックと卓越したブレンディング技術がベースとなっている。

 

「トリプルグレーン アメリカンオーク10 年」は、マスターブレンダーのジム・ビバリッジがケンタッキーでウイスキーのブレンドに携わった経験と、女性ブレンダーのエマ・ウォーカーがアメリカで得た知見を基に、アメリカンオークで熟成した原酒を用いてブレンドした、新しい味わいのJW といえる。

とうもろこし、小麦、大麦の3種類のグレーンとアメリカンオークで10 年以上熟成した原酒を使用することで、バニラ香とクリーミーな甘みが楽しめる。モルトウイスキーには、カーデュ、モートラックを、グレーンウイスキーには、ポートダンダスなどを使用している。41 ~42 %、700ml、オープン価格(想定2000円未満)。販売予定数は約7500 ケース(9L 換算)。

 

この「ブレンダーズバッチ」シリーズは、世界市場では、すでに№1のレッドライフィニッシュ、№2のバーボンカスク&ライフィニッシュ、№3のトリプルグレーン アメリカンオーク、№4のワインカスクブレンドがリリースされている。「世界的にアロケーションが決まっている中で、日本の消費者に合うものを順次発売していく」(キリン・ディアジオ)としている。

 

今回の限定品では、バーボンファンにも興味関心を惹くブレンドとなっており、スコッチウイスキーのファーストエントリー層がターゲット。そこからJW が持つブレンドの素晴らしさに気づいてもらうという狙いがある。

 

ジョニーウォーカーでは、まず、プロのバーテンダー向けに小容量のスモールバッチシリーズを展開し、そこで高評価を受けたものをブレンダーズバッチとして商品化していく流れがある。スモールバッチシリーズでは、ラムカスクフィニッシュやエスプレッソローストがすでに商品化されている。

 

JW の生みの親であるジョン・ウォーカーが、1820 年にスコットランドで小さな雑貨店を開業し、紅茶やスパイスのブレンドをウイスキーに応用することで、この世にブレンデッドウイスキーが誕生したという歴史がある。開業から200 周年となる2020 年までには、ブレンダーズバッチシリーズ全12 品が完成する予定だ。(A.Horiguchi)

トップ画像:ワールドクラス日本大会で参考出品されたバーボンカスク&ライフィニッシュ

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