- 2018-8-10
- Spirits
ペルノ・リカール・ジャパンが展開するスコッチウイスキー「シーバスリーガル」主催のカクテルコンペティションが、5月16日に開催された。それぞれ5名のファイナリストがテーマに沿ったオリジナルカクテルで競った。「ザ・シーバス マスターズ」優勝者は、日本代表として6月下旬にロンドンとスコットランドのキースで行われる世界大会へ出場する。「ザ・シーバス ミズナラ マスターズ」は国内大会で、秋に名誉マスターブレンダーを訪ねロンドンカクテルウィークに参加する旅が贈られる。
ザ・シーバス ミズナラ マスターズ2018レストランチェリー ウィズ スカイバー本庄健太氏が優勝
「ザ・シーバス ミズナラ マスターズ」は、名誉マスターブレンダーのコリン・スコットが日本の伝統や文化に敬意を評して創り上げた「シーバスリーガル ミズナラ 12年」をベースに使用したカクテルで競う。日本原産のミズナラ樽で仕上げてあり、多孔性のオークの影響がより味わいに反映しているスコッチウイスキーだ。品川のザ ランドマークスクエア トーキョーにあるレストランチェリーウィズ スカイバーで、チーフゲストサービスを務める本庄健太さんは、このコンペティションにエントリーを始めた4年前からずっとファイナルに出場してきた。ついに優勝を勝ち取った本庄さんにその喜びの声を聞いた。
4度目の正直
兄弟コンペティションである「ザ・シーバス マスターズ」は毎年カクテルのテーマが変わるのに対し、こちら「ザ・シーバス ミズナラ マスターズ」は、“和”のテーマは変わらない。本庄さんは「クールジャパン」をコンセプトとする施設で働いていることもあり、このコンペティションにこだわってきた。そして4年間研鑽を積み、どうすれば勝利を手にできるのか試行錯誤してきたという。(中略)
3つの体験で和食の五味を堪能するカクテル
本庄さんが創作したカクテル「MIZUNARA INNOVATION EXPERIENCE」 は、和食の五味五色を体験できる手の込んだ仕組みが施されている。「和食の五味をひとつのカクテルで表現したいと思ったが、グラスに全部入れてしまうとうまくいかないと考えた」。(つづく)
ザ・シーバス マスターズ2018ザ・リッツ・カールトン東京 ザ・バー和田健太郎氏が世界大会へ
今回初参加にして世界大会への切符を手にした和田健太郎さんに、日本大会について聞いた。以前からいつかは参加したいと願っていたという。なぜならシーバスリーガルは、和田さんの人生の節目節目で、出会い、登場してきたスコッチウイスキーだったからだ。(中略)
勝つストーリー “Forever 18”
初参戦ながら和田さんはいかにして勝つかを熟考したという。「コミュニティ」という難しいテーマだ。そこにはシーバス兄弟が象徴するような、夫婦や兄弟といった家族、あるいは師弟など、美しいストーリーが必要だと思った。しかし、どう考えても最後に組んだ学生時代のバンド “HAY MAN!”のメンバーしか思い浮かばなかった。それほどベストメンバーが揃っていたのだ。だから、いつかこのメンバーを表現する何かを作りたいとも思っていた。この日本大会の舞台に、一人で挑むのは心細いが皆とともに立つと考えれば、と「よし、バンドでいったれ!」と決心した。(つづく)
*世界大会速報*
和田さんは個人では惜しくもトップ3入賞を逃したが、ファイナリスト3名のうちタイ代表のチームに配属されチーム対抗戦で見事優勝を果たした。(Y. Nagoshi)
画像提供:ペルノ・リカール・ジャパン
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