「JapaneseGIN 和美人」 鹿児島のボタニカルにこだわる 焼酎製造の伝統技術で日本独自のジンを

本坊酒造は創業の地、鹿児島県南さつま市に2016年新設した「津貫蒸溜所」でジャパニーズジン「和美人」を製造する。地元にこだわる想いを、スピリッツ製造主任の加治佐健太郎氏に話を聞いた。

 

 日本独自のボタニカルを使ったスピリッツを

事業のきっかけは「蒸留酒の分野で幅を広げようと、日本の蒸留酒として世界に通用するスピリッツの製造を目指し、ジャパニーズ・スピリッツということで、鹿児島のお茶や柑橘を使ったスピリッツで第一弾「光遠」(こうおん)を2016年頃に試作した」という。続いて「光遠IP01」「同IP02」のネーミングでジンを900本ほど限定本数でリリース。「これは原料の配合を変えてみたもので、各地のバーテンダーさんをはじめ皆さんにご意見を伺いました。本坊酒造として、最終的なボタニカルを選んで、新ブランドとして発売したのが『Japanese GIN 和美人』です。鹿児島らしさを表現することを考え、ジュニパーベリー除いて9種のボタニカルは鹿児島県産となりました」と、同社では早くからジンづくりを志向してきた。

 

 3種の原酒をブレンド

製造にあたっては、まず知覧蒸溜所で蒸溜した米スピリッツを津貫蒸溜所に運んで再蒸溜。ライススピリッツに、ジュニパーベリー

(後略)

ウォンズ2019年3月号は
特集「日本のワイナリー、それぞれのミッションを探る」。
ウォンズのご購入・ご購読はこちらから
紙版とあわせてデジタル版もどうぞご利用ください!

WANDSメルマガ登録

関連記事

ページ上部へ戻る