ラベル一新の「フィリポナ」がリリースしたPN100%単一畑シャンパーニュ

モノポール「クロ・デ・ゴワセ」を擁し、1522年以来、ピノ・ノワールを主体にしたシャンパーニュ造りを行ってきたメゾン「フィリポナ」が、アイ村とマルイユ・シュル・アイ村それぞれのピノ・ノワール100%の葡萄だけをつかったブラン・ド・ノワールを造った。16代目の当主シャルル・フィリポナ氏が来日したのを機に、輸入元・富士インダストリーズが今月中旬発売予定のこれら新製品3種を含むプレス向け試飲会を開いた。

 

「シャンパーニュでは従来、アサンブラージュによってこそ良いシャンパーニュが生まれると考えられてきた。ピノ・ノワールだけを使ってどうやって良いシャンパーニュを造るか、近年まではよく分からなかったという事情もあっただろう。実際、ピノ・ノワールは酸化に弱く、一方、ステンレスタンクで発酵させると熟成が早く進んでしまう。しかし、近年ようやくピノ・ノワールとのつきあい方が分かるようになってきた」。

「フィリポナではこれまでもピュアで熟成の変化に耐えるシャンパーニュ造りを心がけてきたが、それぞれの畑のピノ・ノワールの特徴を表現すべく、2006年と2008年にピノ・ノワールだけのシャンパーニュを造った。それが今日紹介するワインだ」とフィリポナ氏。

 

その一つ、「マルイユ・シュル・アイ 2006」(2万5000円)は、フィリポナのアイデンティティとも言える同村のテロワールを表現したキュヴェ。

Valofroy、Les Cotes de Montin、Carriered’Athis、そしてクロ・デ・ゴワセの14区画のひとつCroix Blancheという4つの畑のピノ・ノワールをアッサンブラージュしたもの。50%は(新樽ではないが、比較的新しい1空き樽、2空き樽を使って)樽発酵、50%はMLFを行わないで自然な酸を保っている。ドザージュもエクストラ・ブリュットの範疇に入る4.25g/lと低め。

「マルイユ・シュル・アイは粘土質を含んでいるので、リッチで円みのある味わいが特徴。スパイシーさも抑え目だ」

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