スパークリング缶も発売開始 オピア OPIA

「オピア」の「シャルドネスパークリング」(左)(750, 375, 200mℓ)と新商品の缶(右)(250mℓ)。他に「ロゼスパークリング」(750mℓ)、スティルの「シャルドネ」(750, 375mℓ)と「カベルネ・ソーヴィニヨン」(750, 375mℓ)も品揃えている。

 

2017年に開催されたノーベル賞授賞式の晩餐会で、2015年に開発された世界初のオーガニックで無発酵のノンアルコールワインテイスト飲料がサービスされた。その「オピア」は、ヴィーガン認証、ハラール認証も得ており、幅広い層に対応可能な飲み物だ。「オピア」を開発したフランスのピエール・シャヴァン社を率いるCEOのマチルダ・ブラシャン氏は、ノンアルコール市場の牽引者のひとりとして知られている。自身が妊娠中に水とソフトドリンク以外のものが飲みたかった経験から開発に踏み切ったと言う。そしてこの8月から世界に先駆けて、日本市場で「シャルドネスパークリングオーガニックノンアルコール」の缶商品を発売開始した。マーケティングのエキスパートであるブラシャン氏は、その戦略的な理由を明確に説明する。

ピエール・シャヴァン社のCEOで創業者のマチルダ・ブラシャン氏。

日本でお馴染みの缶製品だが、今では「缶製品は世界のトレンドで、新たな消費者の取り込みが難しいと言われているアルコール市場においても缶製品の導入によって活性化が見られる」と言う。ノンアルコール飲料そのものが、ミレニアルズやXYZ世代の健康志向やマインドフルドリンキングといったトレンドに合致している。そして今、より衛生的な缶で提供することにも意味がある。また、缶はガラス瓶より軽量のため、輸送における二酸化炭素の排出量は最大80%削減可能だと言う。さらに、100%アルミ製であれば100%リサイクル可能だ。オーガニックで、化学的な添加物不使用の人気商品に、利便性と社会性が加わった。鬼に金棒ではないだろうか。

 

 

問い合わせ パシフィック洋行
☎ 03-5542-8034
https://www.pacificyoko.com

 

続きは、WANDS 9月号
【特集】オーガニックワイン2022 さらなる旨さを求めて こだわりのビールで活性化へ
をご覧ください。
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